不眠
健康な眠りが障害される状態をいいます。入眠障害、中途覚醒、浅眠、短眠、早朝覚醒、睡眠充足感不足などが代表的な症状です。原因は痛み・かゆみのある病気や高血圧、喘息などの身体疾患、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化症などの脳の器質的疾患、アルコール依存症、うつ病などの精神的疾患などが考えられます。また、高齢者の場合には一般に眠りが浅く中途覚醒が多くなります。睡眠にはもともと個人差があるため、どの程度からが不眠かという線引きは難しいのですが、一般には睡眠の量的・質的な不十分さが本人に苦痛をもたらし、それが長く続く、或いはそのために日常の活動が妨げられるなどが不眠の条件とされています。