不可避尿
体内で生成される老廃物を溶かして排泄するために必要な水分のことで、水を1滴も飲まなくても、尿として排泄されます。成人の場合、1日に排泄される「不可避尿」は最低500mlとされており、これを出さないと身体に老廃物が貯まって病的な状態になってしまいます。また尿は、可避尿(摂取した水分の量によって排泄する量を調整する尿のこと)を1日に1000ml排出するため、可避尿と「不可避尿」と合わせて約1.5lの尿を排泄することになり、1日にその水分量を摂取する必要があります。特に高齢者は、体内に蓄積される水分が少なくなり、反対に尿量が増えるため、気をつけて水分補給する必要があります。