ロボット介在療法
伴侶や家族の役割をするコンパニオン型ロボットを通して、他人との交流や心身機能の向上を図る療法のことをいいます。医師や心理学者、工学研究者たちの研究により、2002年に日本で始まりました。療法がもたらす効果として、ロボットに声をかけ触れることがリハビリにつながる身体的効果、新しいものに触れて好奇心が生まれ、動物などに関連した昔の記憶を思い出す心理的効果、ロボットの話題などで人と話す機会が増える社会的効果があげられます。住宅や施設の条件、感染症など健康上の問題から動物を飼うのは難しい環境でも、ロボットを用いることで同様のセラピー効果が得られるため効率的な療法といえます。