レビー小体病
中枢神経系に特異な変化であるレビー小体が広範囲に現れる疾患です。その主症状は認知症であり、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症とともに3大認知症疾患のひとつといわれます。多くはびまん性レビー小体病といわれ、身体の硬直などパーキンソン病に似た運動障害が特徴です。初期段階では幻覚や妄想などが見られます。高齢期に発病することが多く、病状の進行にともない認知症が進み、数年後には寝たきりになることも少なくありません。明確な治療方法がないため、現時点では治療、介護ともアルツハイマー病と同じように行います。