レシチン
生体膜を構成する成分であり、身体のどの細胞にも存在します。とくに腎臓、脳、内分泌腺でみられます。脳内において神経伝達物質であるアセチルコリンを作り出すはたらきがあります。アセチルコリンは、脳からの命令や情報を伝える役目があり、脳の発育や記憶力・思考力に関わっています。このためレシチンを摂取することにより、脳内のアセチルコリンの不足が原因で発症するアルツハイマー型痴呆の症状の改善が期待されています。血中の脂質を低下させる作用があるので動脈硬化を予防します。新陳代謝、ホルモンや内分泌物の調節などの作用があります。 (参考)アセチルコリン