精神分析学の概念で、性欲動を意味する生まれながらにして持つ精神的エネルギーのこと。フロイトは、身体部位に限局されたこのエネルギーが、幼児期に口愛期・肛門期・男根期という発達段階を経過し、潜在期を経て、思春期に性器期へと統合されていくとする、性的発達段階説を唱えました。後年になって、リビドーは、死の本能に対立する概念として生の本能に組み入れられました。同じリビドーという用語でも、ユングの場合には性的な意味に限定されず、活動源としての一般的なエネルギーのことを指します。
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