ラウントリー,S.
Benjamin Seebohm Rowntree(1871-1954)イギリスの社会調査研究者で、社会調査によって貧困の実態を明らかにし、貧困を個人の責任としていたそれまでの貧困観を揺るがしました。栄養学的に貧困を測定することを考え、収入がいかに賢明にかつ注意深く消費されても、肉体的能率そのままの必要を充足するのに十分でないような世帯を「第一次貧困」、収入が、飲酒や賭博など平常とは異なったものに支出されない限りは貧困線以上の生活を送ることのできる世帯を「第二次貧困」と分類しました。