モジュール
家を建てるうえでの基準となる寸法をいいます。日本では、日本人の身体の寸法に合わせて考えられた尺貫法(3尺=910mmを基本寸法とする)が受け継がれてきました。尺貫法には、柱から柱の長さを3尺とする関東モジュールと、柱と柱の内側の長さを3尺とする関西モジュールがあります。基準となる寸法を決定することにより設計・工事の効率が上がり、建材などのコストの削減にもつながります。尺貫法や敷地面積の問題により日本の建築物は、各部屋、浴室、トイレ、廊下、玄関などのスペースが狭いために、介助を行うことや車いすでの移動(適正有効幅は90cm)は困難を伴います。