ミーンズ・テスト
ミーンズ・テスト→資力調査 生活保護を申請した者に対して行われる調査をいいます。国による最低限度の生活水準を定め、それに資力が不足する分だけを補足するという生活保護の基本的考え方において、ミーンズ・テストは申請者の収入や資産、扶養義務者の状況などを詳しく調査するという位置づけにあります。しかし、これが申請者にスティグマ(貧困の烙印)を与えがちで、抑制的な効果を発揮してしまうことに問題点があるといわれています。また日本のミーンズ・テストの要件は西欧諸国に比べて厳しく、扶養義務者の範囲が広いことなどが、生活保護率の極端な低下に繋がっているとする指摘もあります。