ミキサー食
“ミキサー食”とは、常食や軟食として作った食事をミキサーにかけたものをいいます。全粥(かゆ)の米粒でも、口の中で残るような場合には、ミキサーなどにかけて、さらに軟らかく、なめらかにします。おかずは、だし汁を適量加えてミキサーなどにかけ、食品中の残りかすがないようにします。
ミキサー食には、芋類や空豆などデンプン質が多い素材、大根やニンジンなど野菜の煮物、肉じゃが、シチューなどが適しています。一方、繊維の多い野菜や、きのこ類、こんにゃくなどはきめ細かく粉砕できないので適していません。
ミキサー食の粘度は、ポタージュ状を目安にします。水分が多い食物は、飲み込む時に食塊にできず、誤嚥しやすいため、片栗粉、コーンスターチ、増粘剤などで粘りを出します。この時、粘りが強過ぎると、喉の奥に張り付いて危険なので注意しましょう。
最近では、ミキサー食(ブレンダー食)も市販のものがでています。(参考 ソフト食、ゼリー食、刻み食、常食)