ホリスティック医療
“ホリスティック(Holistic)”は、その語源をギリシャ語の“holos(全体)”とし、“全体”“関連”“つながり”などの意味をすべて含んだ言葉です。代表的なホリスティック医療として、“ホメオパシー”によるがん治療があります。従来のがん治療(手術、抗がん剤、放射線)は正常な細胞にまでダメージを与えて、免疫力低下や多くの副作用をもたらすため、最近は代替療法が見直されています。代替療法は漢方や鍼灸を筆頭に、ヨガ、気功、イメージ療法と多種多様で、中でも注目されているのがホメオパシーです。これは約200年前にドイツ人医師ハーネマンが確立させたヨーロッパの伝統医学で、症状に似た作用を起こす生薬や鉱物を極微量に薄めた薬(レメディ)を用い、患者の自然治癒力に働きかけるものです。