ブラインディズム
先天性全盲の子どもによく見られる、指を眼に押し当てたり、口に入れたり、身体をゆすったりする行動のこと。私たちは、外界からの情報の約80%を視覚によって得ていますが、視覚障害があると外界からの情報収集はかなり制限され、受ける刺激も少なくなります。そのため、先天性の盲児には、周囲の環境への関心が薄くなったり言葉や運動機能が不十分であったりする傾向が強く現れます。ブラインディズムが起こる原因のひとつとして、外界を積極的に探索する機会が得られにくい状況の中で同じような行動を継続することにより、自分自身に刺激を与えているのではないかということが考えられています。