ダウン症
ダウン症→21トリソミー 21番目の染色体が1本過剰に存在する先天性の染色体異常によって生じる諸症状をいいます。古くは「蒙古症」とも呼ばれましたが、ダウン博士によって「ダウン症」と改名されました。ダウン症は目と目の間の間隔が開いて目尻がつりあがり、低い鼻筋、耳介の変形、長い舌といった顔つきが共通の特徴で、心身遅滞や全身の筋肉の緊張低下、小さい手足といった症状が見られます。また、しばしば先天性心臓病、腸管系の狭窄、白内障、多指症などの合併も見られます。母体が高齢であるほどダウン症児が生まれやすく、1000人にひとりの割合で生まれてくるといわれています。