スヌーズレン
重度知的障害者が感覚を通して刺激を受け外界を知るという理論のもとオランダで始まりました。「スヌーフェレン(香りを嗅ぐ)」と「ドーゼレン(うっとりする)」の合成語です。言語機能が低下した痴呆高齢者でも触覚や聴覚などの感覚は保たれていることが多いため、海外では高齢者施設にも取り入れられています。部屋中に柔らかいクッションを敷きつめ、香りのついた石けんや音のでるおもちゃを置き心地よい環境を作ります。さまざまな感覚的刺激を受けることで、五感が刺激されリハビリ効果やリラックス感が得られます。音楽の部屋やマッサージの部屋、照明や色彩で変化をもたせた部屋などを目的別に設けることもあります。