スウェーデンの社会保障制度
スウェーデンをはじめとする北欧諸国の福祉の特徴として、“高福祉・高負担”があります。スウェーデンの社会保障制度の財源は、税金(所得税・消費税・雇用主税)でまかなわれています。所得税は累進課税制になっており、例えば月収20万円で33%(約6万円)、月収64万円で46%(30万円)を負担します。消費税は25%(観光・ホテル・食料品は12.5%)、雇用主税は人件費の33%となっています。スウェーデンでは地方分権化が進んでおり、自治体には行政や課税に関する大きな権限を与えられています。社会保障制度においては、“ランスティング(広域自治体)”が医療・保健サービスを提供し、コミューン(市町村)が高齢者や障害者などに対して地域福祉サービスを提供しています。