ジフテリア菌の感染によっておこる伝染性の感染症です。保菌者からの菌の飛沫によって感染し、咽頭や喉頭、鼻に偽膜を形成。菌が産生する毒素によって発熱や全身症状が現れ、心筋や神経、腎臓に障害が発生します。代表的な症状は、嗄声(させい)や犬吠様(けんぼうよう)せき、呼気性呼吸困難、血清鼻汁などで、乳幼児は喉頭や鼻ジフテリア、幼児や学童は咽頭ジフテリアが発症する傾向にあります。組織と結合した毒素を中和することはできないため、できるだけ早く抗毒素血清を注射します。
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