コンバージョン
既存の建物の躯体や外装を残したまま、内装や設備をリフォームして用途転換する手法をいいます。これまでには、倉庫を店舗に、廃校を生涯学習センターなどに再生した例が国内外に見られ、近年の日本では、空室の目立つ市街地のオフィスビルを住居に転換する取り組みが多くみられます。中年から高齢世代が利便性のよい都市部に移り住む傾向が強まる中、国土交通省では、オフィスを中堅所得世帯向け賃貸住宅として再生する費用の一部を助成する「建築ストック活用型再生賃貸住宅制度」を2002年度からスタートし、次年度には助成対象を高齢者向け住宅にも拡充しました。