クリニカルアート
独特の教材やカリキュラムを使って、絵画や彫刻、陶芸などの創作活動を行います。制作を通して、想像力や感情を司る右脳に与えられた刺激は、やがて脳りょうを介して左脳にも伝わるので脳全体の活性化につながります。これが痴呆の予防や治療に効果をもたらすようになります。臨床美術士によるカリキュラムの実施、カウンセラーによる介護者へのカウンセリング、介護者の制作への参加が条件で、3者が連携して行うことが特徴です。また、人格を尊重することを基本姿勢としており、触れる・聞く・ほめるを徹底します。制作時には対象を触る、音を聞くなど五感を使うことを重視します。約200種のメニューには染色や立体造形などもあります。