カルシウム拮抗薬
血管平滑筋および心筋の細胞内へのカルシウムの流入を防ぐ薬物の総称です。血管を拡張して全末梢神経の抵抗を減少させることにより、血圧降下作用を示します。また、冠動脈を拡張し、心筋への血流を増加させるとともに臓器血流も増加させます。第一世代:ニフェジピン・ジルチアジムなど、第二世代:ニソルジピン・ニトレンジピンなど、第三世代:アムロピンがあります。第一世代は、作用持続時間は短いが即効性があります。ただ、頻回の服用が必要なので使用しにくいです。第二世代は、作用持続時間が長く、一日1?2回の服用で済みます。第三世代は、さらに作用持続時間が長いので一日1回の服用でよいです。また、作用はゆるやかで副作用も少ないです。高血圧や虚血性心疾患などが適応です。