エコノミークラス症候群
長時間、下半身を動かさずにじっと座っていた場合、脚部の静脈に血栓が生じることがあります。そして、歩いている間にその血栓が血流に乗って肺に入り、肺動脈などが詰まり激しい呼吸困難に陥る症例のことをエコノミークラス症候群といいます。エコノミークラスといわれていますが、座席の種類や乗り物の種類に関係なく、長時間動かずに一定の姿勢であれば、同様の危険性があるとされています。下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、妊娠中・出産後の女性などが発症しやすいといわれています。予防対策としては、足の指を動かしたり、ひざを抱えて足首を回したり、ふくらはぎをもんだりします。またアルコールを控え適度な水分を補給し、時々深呼吸するのも良いです。