ウコン
ショウガ科の多年草で、一般に高温多湿を好み、南アジア、東南アジアを中心に熱帯から亜熱帯にかけて広く自生します。ウコンは50種以上ありますが、沖縄で主に栽培されているものは、春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類です。根茎はしょうがに似ており、独特の臭いと苦味を持ち、根茎を割った断面はオレンジ色です。根茎には1000種類以上の成分が含まれていますが、クルクミンという黄色い色素が主成分で肝機能を強化する働きや胆汁分泌促進作用があります。そのほか、高血圧や動脈硬化の予防、殺菌・抗炎作用などもあります。このため、薬剤、調味料および染料・着色料など幅広く使用されています。また、ウコンの白い花は非常に美しいため、観賞用としても用いられています。