アロエ
アロエはユリ科に属しており地中海沿岸や南アフリカが原産の多肉性植物で、約300?500種類あります。日本では古くから、やけどやすり傷、肌荒れ、便秘、糖尿病などに民間薬・漢方薬として用いられてきました。現在、九州や伊豆、房州などで栽培されているものはキダチアロエと呼ばれるものです。また、世界で利用されている主なアロエには、ケープアロエやアロエ・ベラなどがあります。アロエには消化不良、胃炎、降圧、鎮痛、消炎、保湿などの効果あるため、食品や化粧品、医薬品の原料として使用されています。ただし、アロエに含まれるさまざまな有効成分は、葉肉にはほとんどなく、葉皮の部分に多く局在するといわれています。