アテトーゼ

アテトーゼは、手足や舌がゆっくりとくねるように動く様子を指す言葉で、病気の名前ではありません。手足や顔を随意的に動かそうとする時に、本来の目的に関係ない動作が不本意に起こったり、顔面筋や頸部筋に不随意な運動が起こることをいいます。また、発語の際、咽頭や発語に関係する筋に異常な動作が起こると、聞き取りにくくなります。特に緊張を伴う時や動作を始めようとする時に、強く現れます。脳性麻痺ウィルソン病、出産時脳障害などで見られますが、脳出血や脳軟化の後遺症として見られることもあります。脳性麻痺病の型分類で「アテトーゼ型」と言えば、錐体外路系の障害による顔面、四肢筋の不随意運動、無制御運動を主な症状とし、協調運動ができないものを指します。

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