アセチルコリン
脳内にある神経伝達物質のひとつで、収縮する刺激を筋肉に伝える働きを持っています。この「アセチルコリン」は副交感神経の末端から分泌されますが、この副交感神経と交感神経のバランスが崩れることで様々な全身症状があらわれます。このような自律神経症状はパーキンソン病の重大な症状の一つでも。つまり、同じく神経伝達物質であるドーパミンが不足して起こるパーキンソン病では、病気が進行するにつれてアドレナリンやノルアドレナリンの分泌も少なくなり、相対的にアセチルコリンの働きが強くなり、その結果として神経伝達物質のバランスが崩れるというわけです。