ゆる体操
ヨガや気功の効果など、さまざまなエッセンスを集め、誰でも楽しく行えるように開発された体操です。全身をだらっとゆるめて動かすと、身体の奥にある“大腰筋”を使います。胸椎の12番目から大腰筋はつながっていますが、脱力が進んでくると、頸椎の一番奥まで動きます。そうすると脳幹が刺激され、脊椎まわりの自然な矯正ができるのです。これによりバランスを取るセンターができやすくなり、転倒予防効果も高くなります。体操のポイントは、1.基本原則として、“手のさすり”が必ずついています。2.“気持ち良く”と何度もつぶやきながらさすります。3.その動作の“擬態語”(プラプラ、クネクネ)を声に出しながら、軽く身体を動かします。身体の力は抜きましょう。擬態語”は身体的言語で、声に出すことにより、表情が固かった人が明るくなり、「元気にしてもらってありがとう」という気持ちになってきます。脳機能への働きもあり、内臓コントロールにも大きな力を発揮します。この体操の利点は、お金がかからないことと、高齢者が楽しみながらできることです。介護者にもお勧めの体操です。
※ゆる体操は運動科学総合研究所が開発、指導を行っている体操です。ゆる体操の指導は運動科学総合研究所の公認資格を取ってから行うようにしてください。