もやもや病
もやもや病→ウィリス動脈輪閉塞症 不明の原因によって脳底部の主要動脈が徐々に狭まる、脳血管の病気のことをいいます。日本人の多くに発症し、発症時期は小児期(就学前の幼児)と成人期(30?40歳)に分けられます。小児期では脳虚血発作で発症し、突然の言語障害や半身脱力などの症状が一過性に出現します。成人期では脳出血で発症し、意識障害、運動障害、言語障害などが現われます。本疾患には根本的治療法はないが、脳虚血発作には脳表の血管に対する血行再建術(バイパス手術)を、頭蓋内出血には血腫の除去を行います。