もの忘れ外来
精神疾患の診療を行う病院には、入院施設がある精神科病院、総合病院の精神科、外来のみの診療を行う診療所(クリニック)の大きく3種類があります。受診の対象となるのは、重度の精神障害を持つ人に限らず、(1)抑うつ症状(憂うつ、眠れない、もの忘れがひどいなど)、(2)不安性障害(いらつく、落ち着かないなど)、(3)精神病性症状(人の視線を感じる、恐ろしいことが起こりそうな気がするなど)のある人も含まれます。『日本精神科病院協会』のホームページ(http://www.nisseikyo.or.jp/)では、全国の医療機関を検索できます。認知症の診療については、総合病院の脳外科、神経内科、老人科などもかかわりますが、専門医がいるのは精神科や“もの忘れ外来”です。