てんかん
脳の神経細胞の異常興奮による発作が繰り返し起こる病気をいいます。てんかんの多くは真性てんかんや原発性てんかんなどとも呼ばれる原因不明の特発性てんかんで、ある年齢で発症し、またある年齢になると自然に治癒する傾向にあります。対して症候性てんかん・続発性てんかんと呼ばれるものは、脳挫傷や頭部外傷など脳の病気や全身的な代謝異常などによって脳にてんかん性の病変ができるもので、発作は慢性的に出現します。発作には、突然意識を喪失し全身が硬直して転倒や失禁、呼吸停止を起こすなどの全般強直間代発作、突然意識が消失して動作を中断することを繰り返す欠伸発作、さまざまな状態を見せる非定型的欠伸発作などさまざまな型があります。てんかんの患者数は人口の0.5%前後といわれ、日本ではおよそ50万人の患者がいると推定されています。 (参考)症状てんかん