おむつ外し
おむつの使用は介護者にとって負担の少ない方法であるかもしれませんが、おむつ以外の方法で解決できない場合の最終手段であると考えるようにします。おむつを使用すると、いつでも排泄できる状態であるため、意識的に排尿する習慣が失われやすくなります。そのため、自然な尿意を感じることができなくなったり、失禁状態になってしまうというデメリットがあります。寝たきりであっても、介護者が身体の状態を変えるなどして、排泄できるような工夫をすることが重要です。おむつを外し、自分で排泄できるという自信は老化の進行を遅らせ、自尊心やQOLの向上に大きな役割を果たします。