No.3459 Re: 被害妄想があり、異常に怒鳴っている父。認知症・老人性うつ病か?

No.3459は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。

No.3459:Re: 被害妄想があり、異常に怒鳴っている父。認知症・老人性うつ病か?

ご心配ですね。大学病院等に「老年科」とういうような科はないですか?私の住んでいる地区の大学病院にあるので、精神科や神経科に連れて行くことが難しそうな利用者には、家族にそこをすすめます。子供には小児科があるように、年寄りも老年科でいっぺんに診てもらえるからと本人には話します。するとだいたい「違いお医者に今かかっているからいいわ」といいますので、そこは家族に頑張ってもらって、老人特有の病気もあるし、検診のつもりでとか何とか...。お母様はまだお若いようですが、もしお父様のみの受診が難しければ、お母様も一緒に受けられるといいかもしれません。事前に連絡できるようであれば事情を話しておくとよいですよ。

No.3460:Re:意思を尊重するって・・・?

胃ろうはここ十年ほどの技術。IVHは長く見ても三十年ほど。点滴の普及は高度成長の頃からでしょうか。どれも偉そうな顔をしているけれど、実は昨日生まれたような技術なのですね。こういった技術が登場する前だってちゃんと治療していたのに。
脳梗塞で入院した場合、かっては点滴で終わり、食事が困難なら付き添いをつけて解決したように思うのですが。これだとIVHや経管栄養の苦痛を味わうこともなく退院できます。そのかわり入院が長引く場合もあるでしょう。いまは食事が困難ならIVHから経管栄養にされる可能性が濃厚ですね。お母様の場合ですが、胃ろうが必要なら再度入院するということは考えられないのですか。それは面倒、というのは理由にならないでしょう。どうしても今、胃ろうにしないといけないのでしょうか。このことについて医者はどう言ってますか。もし聞いてないなら確かめたらどうでしょうか。
お母様の意思・・・お母様は胃ろうが「・・・絶対イヤ」だし、点滴もIVHも経鼻経管もイヤではなかったのですか。退院したがっているのではないですか。これらは明らかな意思表示に思えるのですが。どうでしょうか。7月7日より前、ご家族はお母様を痴呆症と思っていなかったはずですが・・・ずいぶん変わってしまいましたか。。。明らかに変ですか。
食事の拒否・・・いまはIVHや経管栄養で食欲がないのかもしれません。これはこういった技術の欠点ですか。いったん自然な状態にしないと、食欲があるのかないのか、はっきりしないように思いますが。食事の拒否は様子が見られないほど切迫した話ではない、と思いますが。どうでしょうか。食欲不振など・・・いつごろからなのですか。どれぐらいの量を食べていたのですか。お母様の食欲不振に、思い当たるふしはないですか。体に異常はないのですか。たとえば味覚障害はどうですか。80歳の脳なら80歳の味覚ということも考えられるのではないでしょうか。以前は動けたのに、いまは動けなくなってしまったのですか。などなど。わからないことだらけです。
わたしは何も強制しません。わたしの思いを語っただけです。わたしは心が途絶えて透明になる辺りで判断したいです。自分を押し付けるのではなくて、本人の命に寄り添いたいです。その意思が薄れても、その意思が読み取れる限りは寄り添いたいです。その体ではなくてその命に寄り添いたいです。。。
先のことがわからないのは医者も同じです。医者は見通しが違っても責任を取りません。だったら医者任せにするわけにいかないでしょう。医者にはお金を払っているのだから、納得できるまで説明してもらうべきではありませんか。katakataさんに答えるべきなのはまず第一に医者でしょう。

No.3461:Re[2]:意思を尊重するって・・・?

お返事ありがとうございます。
医療従事者であり介護を勉強した人間としてはずかしいかぎりです。
なぜ私はこんなに動揺しているのか、少し冷静に考えました。
心の底に「できれば胃ろうにさせたくない」私がいるからだと思います。
それはなぜか・・・特養の実習で見た胃ろうの方は寝たきりの人ばかりだったこと、胃ろうで在宅になったとき父が介護できるのか不安なこと、胃ろうにしたあと閉じれるまで回復するのかどうか等々実は心配いっぱいなのです。
母は救急車で運ばれる前の日まで(左手首骨折はありましたが)ひとりで近くの商店街まで買い物(タバコやのどあめ)に行ってました。その前の日は私と一緒に妹の出産した病院へ見舞いに行き、食堂で食事(うどん)したりもしました。
普段の朝・昼は自分で買ってきたおはぎ・おこわ・いなり・まき寿司のどれかをひとパック、夜は父が用意したごはん(手首骨折してから家事いっさいしなくなりました)を普通の人の2/3程度は食べていました。7/6の夜はめずらしくごはんをおかわりしていつもの倍食べていたので、「気持ち悪い」と横になってる母を次の日の朝まで私も父も食べすぎだと。倒れるまではキライなものが多く偏食気味でしたが今思えば充分食べてました。食欲は7/7救急車で運ばれて以来今の状態で、7月いっぱいは点滴、8月いっぱいIVH、9月に入って経鼻胃管栄養で生きています。
点滴だけのときは歩けなくなり立てなくなり最後は座るのさえつらいようでしたが、今はIVHや経鼻胃管栄養のおかげか1時間くらいならベットであぐらをかいて座れるようになり、ポータブルで用も足せる(失敗多いですが)までになりました。
nobi2さん、説明が不足していて申し訳ありません。母は確かにIVHも経鼻胃管もイヤと言います。朝「今日はたべれそう?食べれそうなら入れないんだけど。」と言う看護士さんの言葉に「食べれないからしかたないぇ」と言ったりもして、痛いはずなのに入れるときあまり嫌がらないそうです。でも管が気になるようで、今日の注入分が終わるとすぐ自分で抜いてしまうようです。母の様子からは食事とるのがイヤと同じ次元のイヤと感じられるのです。『どうしても今、胃ろうにしないといけないのでしょうか。』
いえ、私もそう考えているわけではありません。ぜひとも胃ろうをと言う様な積極的なことでもありません。もちろん母の食欲が自然に回復することを切に望んでいます。
ただ、胃ろうを完全否定するのはどうかと思ってます。
別の板でhirorinさんのお母様が胃ろうにされてその後のリハビリで「閉じてもいい」と言われるまで回復された話も興味深く拝見しました。hirorinさんはしなくても良かったのかもとおっしゃっていましたが、お母様は栄養状態良くなり体力が回復して肺炎の心配が少なくなったから食べるリハビリができるようになったのかもなんて、勝手な想像ですが。実際胃ろうしてる人や胃ろうの家族を介護している人、私のように胃ろうになるかもしれない家族をもってる人・・・、気を悪くされないでくださいね、ごめんなさい、「わたしならぜったい胃ろうにさせない」と自信もって言われて私は少々こたえました。胃ろうにはマイナス面だけでなくプラス面もあるのだと思います。
母に今一番必要なもの、栄養状態は今のところ経鼻胃管栄養で足りているのだと思うので意欲の回復でしょうか。今後このまま様子みながら食欲や他の機能回復を待つのか、胃ろうにするのか、他の方法ももちろん考えながら、母本人の気持ちも受け止めつつ介護する父の考え、医者の意見、みなさんのアドバイスを参考にじっくり考えたいと思います。

No.3462:Re:意思を尊重するって・・・?

意思を尊重することは、相手の立場にたって考え、行動することだと私は思っています。まずはあなたがお母様とまったく同じ状況になったときに何を考え、行動しますか?そこから考えなくてはなりませんね。相手の立場にたつ・・・よく聞く言葉だと思います。一口に言えば簡単ですが、自分は他人にはなれません。ましてや他人の考えなど理解できなものです。でもよく聞きます。なぜでしょう?
私的な考えですが、相手の立場になろうと思ったとき何か気づくのだと思います。私が一番気づくのは、自分の考えを相手に押し付けようとしている自分の考えです。(人によって気づくことは違うと思います・・)人間はみんな同じで、それぞれ立場をもって生きていると思います。(立場=生きてきた過程、プライド、居場所、他)立場を考えることによってあなたの考え方も変わるように思います。きっと何か気づくことがあると思います。気づいたことをあなたが考え行動することでお母様が何らか返事を返してくれると思います。なんだか無責任なレスになってしまったかな?気分を害したらごめんなさい。

No.3463:Re: 被害妄想があり、異常に怒鳴っている父。認知症・老人性うつ病か?

  アドバイスありがとうございます!!友人にベラベラしゃべるわけにもいかず、家族内でも孤軍奮闘していたので、すごく助かりました。同じような症状の方がいるのだなと思って、本当に励みになったです。  父はかなりの病院嫌いなのですが、その役所からの「定期健診通知」早速やってみます!!  アルツハイマーは大変ですね。小さいころ、祖母のアルツハイマー介護をよく近くで見ていたので、なんとなく解ります。「あんただれや?」と聞かれて、よく傷つきました。がんばってください!!私もがんばります!!

No.3464:Re:意思を尊重するって・・・?

自分のことは自分でできた以前の様子が聞けて安心しました。回復の目標になりますね。今現在、徐々に回復しているし、外出もできるかもしれないという医者の見通しも心強いですね。胃ろうの有無に関係なく、ぜひそうなってほしいものです。
ところで意思についてですが、イヤがっていることを「症状」と言っているのが理解できませんでした。お母様の意思は消えてしまったのでしょうか。。。

No.3465:Re: 被害妄想があり、異常に怒鳴っている父。認知症・老人性うつ病か?

 父と似ています。 父も、もともと「学歴などへのこだわり」が強く、人を卑下することが多かったです。 夕食時なども「そんなことでは会社ではやっていけない」と「生活の基準が会社」という変な基準があったりしました。 我が家の場合は現在アルツハイマーです。 一時期は、攻撃度が高く、母に「殺してやる」と掴みかかったりしました。 幸い「定期健診」と「市立病院の内科」を受診し、アルツと判断され、アリセプトを処方され効果がありました。 発症して5年ですが、攻撃度は弱まり、短期記憶の欠落はあるものの、なんとか母と生活しています。  年齢的に「病気にならないために病院へ行く」ということの通じる年代だと思うのですが。 認知症的な内容は本人の前ではいえませんから、日常の状況(以前と変わったのか。またはずっとなのか)、主だった認知症状を紙に項目別に記載して、病院の受付で「デリケートな内容なので本人には告知しないで」と話して担当医に渡してもらっては? 私は義母の時(多発性脳梗塞による認知症)そういう風にしました。 自分と同じ認知症の行動をしている人をみて「かわいそうに、ボケて。。 私はボケなくて良かった」と言いました。自分の行動がおかしいとは微塵も考えないようです。客観的に見ると「ボケた状況」は理解できるようです。コレはアルツの父も同じ。お互いを「ボケて。。オマエもたいへんやな」って言いました。ハリセンで「おまえもじゃ」ってツッコミたかったですよ(笑)   病気の判断は、やはり専門医でないと難しいと聞きます。 また、100人居れば100通りの症状なので。。。 もし、定期健診を受けてくれないなど「困った状況」の時など、役所から通知が来た様に振舞うのもいいと思います。 私は、文書作成しました(偽造。。。になるのかわからないけど)

No.3466:Re[3]:最善の方法は・・・

お母様を心配されている、katakataさんの気持ちがよく伝わってきますよ。またお母様の状態も、だいぶイメージできるようになりました。退院の話もでているようなので、繰り返しになるかもしれませんが、わたしの思うところを書かせてくださいね。
主治医は・・・胃ろうをすすめていますね。ただその根拠が不明瞭であり、主張しているだけのようにも聞こえます。たとえば口腔ガンで絶対的な適応があるなら胃ろうも仕方ないでしょう。しかしお母様の場合は口から食べられるのであり、このまま退院したら栄養が不十分になるかもしれない、という相対的な理由でしかありません。つまりほかの選択肢があるということです。最善の方法は自然の状態ではないでしょうか。体に手を加えるのはやむをえない場合に限られるのであり、手を加えないですむ道をまず第一に探すべきではないでしょうか。胃ろうにする必要性・切迫性・非代替性は満たしていますか。このまま退院したら栄養が不十分になるかもしれないのだから必要性はあるのでしょう。切迫性はどうでしょうか。いったんこのまま退院して様子を見、どうしてもダメなら再入院して胃ろうの手術をしたらどうでしょう。お母様の場合、それほどの切迫性を持たないでしょう。非代替性はどうでしょうか。いまも口から食べられるのであり、経鼻経管をしているから栄養が足りて食欲が湧かないという可能性が高くはありませんか。かりにそうであるなら胃ろうにしなくてもよいかも。です。
食欲が湧かない理由はいろいろでしょう。病み上がりもあるでしょう。病院食のまずさもあるでしょう。点滴やIVHや経管栄養で栄養が足りていることも考えられるでしょう。まず在宅で様子を見たらどうでしょうか。在宅で流動食を処方してもらったり、甘みや塩味を強めにしたり、いろいろ工夫の余地がありそうに思いますがどうでしょうか。胃ろうは半年ごとに再建手術が必要なのですか。胃ろうの周辺がただれる人もいるようですが。管を抜くだけなら簡単に対処できるでしょう。でも装置の全体を引き抜くことは考えられないのですか。胃ろうへの栄養注入にはけっこうな時間がかかるのではありませんか。日常的な手入れはどうでしょうか。そんなものがお腹にくっついていたら気持ち悪いでしょうね。意思という言葉をどう理解するか、についてはkatakataさんと違うようです。わたしはお母様の「イヤ」を明らかな意思と受けとめました。何かをしたいという積極的な意思ばかりでなく、何かをしたくないという消極的な意思も、同じ意思のうちに思うのです。たとえば寝たきりの、何も反応しない人が、突然「イヤ」と言ったら、その言葉は何でしょうか。無反応が症状だからといって、無視できないのではないでしょうか。わたしの話はきついかもしれません。やさしく話せるように心がけているのですがダメですねえ。ストレートな分、うそがないと思ってくれたら有難いのですが。それから他の人うんぬんはまったく気にしないでください。ここの仲間はたくさんいるから心配ないし、katakata さんも仲間ですよ。

No.3467:Re[4]:最善の方法は・・・

『ストレートな分、うそがない』自信を持って介護に取り組んでいらっしゃる方なんだろうと想像させていただいてます。だからこそ自分のことのように考えて発言してくださるのだと思っています。言い忘れていましたが、母は自分で箸やスプーンを使って食べることができます。飲み込みがつらいのかと思い流動食やとろみ食を用意したことがありますが、見ただけで拒否されました・・・もともとゼリーのようなプルンとしたものや野菜ジュース系のどろっとしたものは嫌いでした。私達なりにいろいろと工夫はしていたのですが、果物をシャーベットにしたり好きなものをお弁当箱につめて持って行ったり。座位はとれるので車イスに乗せて食堂へ連れて行くとか、売店で買い物する、家での外泊も2度してみました。最初は嬉しそうな様子で食べ始めるのですが、2〜3口から後が続きません。売店で自分で選んで購入したパンもいざ食べるとなると「今はいらない」そのまま3日ほどテーブルに放置されてます。家でも同じことでした。
うちの場合主介護者は父(両股関節人工関節、病気で運動制限あり障害者3級)、私は県外に住んでおり新幹線を使って三時間の距離、妹は近くに住んでいるものの3歳と生後2ヶ月の子供がおり介護に携わることは難しいです。そういう状況もふまえ今後のことを考えなくてはなりません。まだまだ試せることがあるのかもしれませんが、父にできること・継続していけること、私ができることと考えると限界も見えてきます。
『何かをしたくないという消極的な意思も、同じ意思』と言う考えはそうかもしれません。でもそうだとすると本人は2〜3口以上は食べたくないのですよね?
もともと嫌いなものが多くて食べ物に興味の薄い人だったし、病気で意欲もなくしている。それを無理強いすることはどうなのでしょうか・・・?衰弱死したいわけでもなく、ただ食べたくないのです。風邪で食欲ない人は点滴で水分やミネラルを補給したりしますよね。無理に食事を進めたりはしないと思います。母は食べたくない時間が長いので点滴では間に合わず、現在にいたっているのだと思います。
母の住んでいる地域の介護施設や在宅介護支援センターに連絡して胃ろう患者の受け入れや情報を尋ねたところ、ほとんどがOK,悩んでいることを相談したところ
「以前は寝たきりの方や終末期に行う処置でしたが、現在は応急処置として(母のような状態のひとに)も行います。栄養状態がよくなれば他の機能が回復し、しいてはQOLがよくなることがみこまれます。胃ろうにした後も毎食経口摂取をうながし積極的に働きかけることで閉じることができます。回復される方は多いです。」
とのコメントがかえってきました。経口摂取で間に合うくらいに食欲が回復することをねらい、胃ろうを行う場合があること、それなりの効果があがっていることを介護施設側の意見として聞けたことはびっくり(介護職としては受け入れにくい処置と思っていたので)しましたが納得できました。もちろんお腹に穴を開けるわけですからリスクもともないますが、現在の状況(鼻)よりもそのリスクは低くなります。
『そんなものがお腹にくっついていたら気持ち悪いでしょうね。』
ピアスと同じで違和感はなくなると資料にはありますが実際はどうなのでしょう・・・その気持ち悪さと弱って座ることや立つことができなくなり寝たきりのようになることのどちらが母にとってつらいことか・・・。今は父も私も施設の方の意見を聞いて胃ろうに前向きに取り組むことが最善と考えはじめています。『katakata さんも仲間ですよ。』この言葉に涙があふれました。本当にありがとうございます。

No.3468:Re:意思を尊重するって・・・?

自分であったら、延命治療としての胃ろうはしてほしくない。
寝たっきりでただ生き延びているだけのように見えました。生きていることが苦痛ではないのか。そんな風に見えました。家族ではないので、決断の苦悩も日常の苦労もわかりません。年を取って回復の希望もない人に(素人めには)、本当に必要なのかと思いました。家族としては一日でも長生きして欲しい、自分だったら(健康の時の考えとして)して欲しくない。鼻からチューブを入れた祖母は苦しそうでした。自分の手で介護できなかったので、何も言えませんでした。自然に死ぬことの難しさを痛感します。自然に死にたいけど、家で面倒を見てくれる人もいない・・・ 私だったら、して欲しくないと思います。