No.4883 特養入所の認知症要介護5の母。手の傷は、施設での虐待?

No.4883は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。

No.4883:特養入所の認知症要介護5の母。手の傷は、施設での虐待?

 特別養護老人ホームに入所中の母(67歳・要介護5)はアルツハイマーが進行してほとんど判断能力がありません。先日面会に行ったところ、眼の周りが黒ずんでおり、アゴのところに左右対称に不審なアザがあるのに気がつきました。 このところ、寝入るのに時間がかかり、興奮気味のときもあると聞いていたので、もしかしたらなかなか寝ないのに腹を立てた職員に何かされたのではないかと頭をよぎりました。今日は手を擦りむいていたので、介護主任におそるおそる「どうしてでしょう?」と聞いたところ、「スタッフの誰に聞いてもわからないけど、擦りむけているんですよ」と無責任な返事がかえってきました。母のことが心配で夜も眠れません。

No.4884:Re: 特養入所の認知症要介護5の母。手の傷は、施設での虐待?

 施設の苦情解決体制を利用し、早急に調査をしてもらい、アザの原因の説明を求めてはいかがですか。介護記録、身体的拘束の記録を見せてもらったり、お母様の身の安全に不安を感じていることを率直に話して、改善策を検討してもらう方向でお話してみては。施設が誠実に対応しないのであれば、市町村・国保連などの外部の苦情解決機関に申し出て調査を依頼した方がよいと思います。  平成18年4月1日施行の「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」では、介護老人福祉施設等の業務に従事する「養介護施設従事者等」による「高齢者虐待」も対象となります。「要介護施設」の設置者または事業者は、施設職員等への研修の実施、利用者である高齢者や家族からの苦情処理体制の整備など、高齢者虐待の防止等のために努め、要介護施設やその業務の従事者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、速やかに市町村に通報しなければならないとされています。