No.3869 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
No.3869は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。
No.3869:認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
両親は遠距離に住んでいて、父は痴呆なのか老人性のうつなのか、年月日を正しく言えず、少し複雑な計算ができなくなり、一日中自室にこもって、覇気の無い、意欲の無い生活をしています。尿失禁というか、夜におしっこの失敗はあります。(これは娘である私も以前、確認済)母は尿失禁には手を焼いているようですが、主に夜の失敗が多く四六時中失敗するわけではないので、まだ自宅で世話が出来ると思っているようです。
でも私はこのままではまずい、何らかの福祉のサービスを利用してもらい、父の意欲を高めたりおしっこコントロールを訓練してもらった方が良いと思ったので、私自身が両親居住地の地域包括支援センターの介護福祉士の方に相談し、両親を説得し、父の介護保険の申請の手続きの代行をしてもらっています。
よしんば介護度がつかなくても、市の介護予防政策で月に3回の上限はあるものの、デイサービスなどに通うことができます。とにかく、何らかの外的なサービスを利用して、父の引きこもり状態を何とかしたいと思っていました。
しかし包括支援センターの社会福祉士さんの言うには、父の主治医の先生(父は高血圧でその医院に通院してます)が父の診断書を書けないと言っているそうです。その主治医はいわゆる「町医者」で、一応、診療科目に神経内科を持っています。父の症状について主治医は「年齢から来る認知症の疑いがある」、父の病気の段階は「初期から混乱期の中間地点にいる」と診立てているそうですが、主治医は「民間の病院の精神科に入院して治療を受けるべきで、介護保険を申請するべきではない」と言っているそうです。入院が必要となれば介護保険と健康保険は一緒には利用できないので、介護保険の申請手続きは保留になってしまいます。
でも。主治医の言うとおりに父が初期の認知症なのだとしたら、医療で何とかなるのでしょうか?認知症だったとしたら、環境を変えたこと(自宅でなく病院で生活すること)が引き金で症状が悪くなってしまう気がするのですが、それは杞憂なのでしょうか?また病院に入院したとして、どれ位の期間、何を治療するのでしょう?私には服薬位しか想像がつきません。
どなたか認知症で病院の精神科に入院されたご家族がいらっしゃる方、どんなことを入院中にするのか教えていただけませんか? 本来なら私が両親と医者の間に入って話を聞きたいのですが、私自身この夏に出産したばかりなので、両親のもとに行くことができません。
No.3870:Re: 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
お話しからは「どうしても精神科入院が必要」という状況ではないように思うのですが・・・ もし在宅を望まれるのならば、介護サービスは必要になりますよね。 一度大きな病院の「物忘れ外来」などへ行かれてみてはいかがでしょうか。 MRIなどの検査はなさいましたか? 認知症にも、アルツハイマーや脳血管性など様々な原因があるようです。 老人性うつ病も認知症の症状がでることがあるとききました。 セカンドオピニオンのつもりだけでも、他のお医者様にも診て頂いてみてはいかがでしょうか。 私の父も長年診て頂いていたお医者様とは別に、物忘れ外来のある大きな病院でMRI等の検査をしてもらい、脳血管性の認知症との診断を受けました。精神科入院の経験はないので、ご相談内容に直接アドバイスできなくてすみません。
No.3871:Re: 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
両親の住んでいる所が北東北なのですが、大きな総合病院は県立病院位しかなく「物忘れ外来」は無いようです。父の主治医(高血圧で通院している先生)からの紹介状で県立病院のメンタルヘルス科に通院開始しましたが、そこでは入院が必要などとは一言も言われていないのに、父の主治医は「精神科へ入院が必要」と言い張り、父の介護保険申請における「主治医の意見書」を書くことを拒否しています。
No.3872:Re: 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
初めまして。 最終的にはやはり主治医と直接お話しされることがベストとは思いますが、 お父さまの問題は認知症状よりも鬱状態のほうなのではありませんか?「精神科に入院」と聞けば、誰でも怯んでしまいますが、認知症の鬱状態もちゃんとした病気です。(ちゃんとした、って表現はヘンでしょうか) 器質的な原因で鬱状態になる可能性もありますし、脳神経内科や心療内科との連携をしっかりとってもらって、この際原因と治療法をはっきりさせておくのも必要かと思います。
入院、と一言で言いましても検査のための入院、ということもあります。 誠意のある主治医なら、あなたが電話でお訊ねになっても きちんと答えてもらえるのではないでしょうか。 遠距離で直接会えなくても、コンタクトの手段はありますよね。 また、意見書は絶対に必要なものではなかったと思います。 ご本人やご家族に入院拒否・検査不必要のお気持ちが強く、どうしても在宅で、ということであれば、意見書は県立病院のメンタルヘルスの医師にお願いしてもよいのではありませんか?
No.3873:Re: 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
お父さんの状態が入院にあっているかどうかはわかりませんが、在宅介護が限界となる(要介護3)程度で、94という高齢でもある脳血管性認知症の父を持った例を紹介します。 前にもこちらの掲示板で書いたように、病院に対する自分自身の先入観が強く、また父を介護することへの自負もあり当初はずいぶん悩みもし悲しくも感じました。
しかし、5日たち実際に病院へ何度も足を運び、父やスタッフの方、他の患者(思った以上に若い!尤もこちらは94ですが・・・。と接してみました。 自分自身の精神病院への考えがいかに古臭く、間違ったものであったかということを実感してきました。大変明るい雰囲気でした。 精神病院での生活は、(あくまで我が家の例と比べてですが)限界を超え、なおも続けようとした在宅介護での生活より、プロのスタッフにより考えられた環境と日課の中での本人にあった生活になっています。 三度の食事、おやつ、入浴、作業療法(父は園芸が好きなのですが、そこにはそれがなくカラオケなどに参加していたのではと思います)と、父に言わせれば「大広間」で過ごす時間がかなりあります。疲れればいつでもベッドに戻って休むこともできます。スタッフはゆっくりした父の動きに合わせ、せかせることなく事を運ぶので父にはあっているという印象を受けました。 これに、医者の診察で一日がほぼ終わるのではないでしょうか。
おやつの時間に行ってみたのですが患者によって違うものをもらっていました。症状にあわせてあれこれ配慮しているようです。 いたずらに不安といらだちの中で四六時中動き回っていた生活に比べ、よいように思われます。 本人の様子は穏やかでした。(これは薬のせいかもしれません) 驚いたことに今までより言葉が明瞭になり、話し方が静かにゆっくりとなり、内容が「要求」から「生活のふり返り」にかわりました。そのため対話が少しできるようになったのです。
在宅で、処方された薬を自分流にのませ症状がどんどんすすんでいくのをあきらめと不安のままどうしようもなく、必死で介護し続けたのですが、今限界を感じ、一旦はプロにゆだね、その指示にあわせて今後を考えていくことがよいのだと、入院して間もないですが病院の雰囲気や父の様子から考えるようになりました。 先のことは分かりませんが、とりあえず先生や看護師の能力を信じ頼ってみるのは悪くないと言うのが現在の気持ちです。
No.3874:Re: 認知症の父に精神科入院をすすめる内科主治医。入院して症状が改善するのか?
ご意見ありがとうございました。ご自身の貴重な経験をお話しいただきありがとうございました。またお父様の病院でのご様子をご紹介くださったので、精神科の入院の1日の様子がはっきりとイメージできて参考になりました。色々と葛藤もおありでしょうが、お父様とあなたにとって良い方向に進んでいくようお祈りいたします。本当にありがとうございました。 −−−−− 私自身は正直言って、「妥当な理由があるならば」精神科に入院することは、病状をこれ以上進行させないために有効な手段だと思っています。