No.3092 認知症で暴言を繰り返す家族を介護するとき、精神的つながりとは?

No.3092は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。

No.3092:認知症で暴言を繰り返す家族を介護するとき、精神的つながりとは?

認知症で暴言を繰り返す家族を介護するときの精神的つながりってどんなものなのでしょう。 こちらがどんなに相手を心配しても、そんな言葉かけをしても、行動をしてもすべてが相手の気に入らないことばかり。
 精神病院に入院しているときは薬の調節のせいか面会がこんなに苦痛ではありませんでした。 介護老人保健施設に2週間入れてもらった後、熱を出しすぐに療養病棟に移りました。施設の人自身も手を焼いたのかもしれません。熱はすぐ引いたのですが機嫌の悪いことと言ったら。看護婦さんにも申し訳ないし。
 本人が不満げなのを見に出かける面会は本当に辛いもの。そして罵倒されて帰ってくるのも・・・。 相手がこんな状況で精神的などんなつながりがもてるのでしょうか。認知症の人の言葉に打ちのめされるなんて、変ですよね。 しばらく面会をやめようかなぁなんて思ってしまう。病院入りの父はどうみても認知症の急性期ということだろうか。永久によくならない、本人はそうだと認知しない認知症の・・・。なんともいえぬ重い重い気持ちです。

No.3093:Re: 認知症で暴言を繰り返す家族を介護するとき、精神的つながりとは?

 昨日の挫折にめげずに時間を変え、午前中、姉と病院に行きました。 食堂で世話をしてくださる看護婦さん、介護士さん、ヘルパーさん、そんな中に車椅子の父も介護の方が連れてきてくれました。
 瞑想しているかのようなお年寄り、自力で車椅子を自分の位置に動かそうとがんばっておられる方、ていねいに頭を下げて挨拶されるお年寄りの方も何人かおられました。家族の姿もわずかですが見られました。 父の第一声は「気持ちのいい朝だな」でした。こんな気持ちのいい朝を、父やお年より一人ひとりの心に毎朝お膳立てしてくださっている皆さんに、この場をかりて心からの感謝をさせてくださいね。私たちも、はじめての病院の朝のよい光景を見られて幸せでした。

No.3094:Re: 認知症で暴言を繰り返す家族を介護するとき、精神的つながりとは?

  認知症棟で働いている介護士です。 私の勤める施設では家族面会が多い方は毎日、少ない方は半年に一度位です。 面会に来ても洗濯物を持っていって、洗ったものをタンスに入れていくだけで入所されている方と挨拶もしないご家族もいます。衣類も少なく施設で貸し出したり、破れた衣類そのまま持ってくるため補修したりと、なかなかご家族の協力を得られない場合も対応しています。
 ご家族のつらい気持ちも理解できますが、認知症の方は病気のために今の状態になってしまったので、それ以前の生活暦や性格、好きなこと嫌いなことなどご家族からの情報がとても大切だったりします。アルツハイマーは治ることがないといわれますが、進行しないようにすることはできます。
  現状をあるがまま受け入れたとき、違った良い面を見ることができるような気がします。 顔をみせてくれたり、職員と話をしたり、衣類の管理をしたりするだけでもとてもありがたいと私は思っています。 残り少ない人生の最終章を協力して応援して行けたらいいですね。