No.2760 痴呆の祖母を精神病院にいれるべき・・・?
No.2760は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。
No.2760:痴呆の祖母を精神病院にいれるべき・・・?
私は24歳(女)で、来年結婚予定です。
彼(25)の祖母(91)が1年前くらいから痴呆になり、今彼の家族が大変なことになっています。皆様のお知恵をお借りできればと思い、書き込みました。
彼の母方の祖母なのですが、子供は4人姉妹、彼の母(働いています)は次女です。が、一番近くに住んでいるので、彼の両親が一番面倒を見ています(彼の父が自宅での自営業なので、日中の面倒は父が見ています)。他の姉妹は週に1度くらい様子を見に来るようです。祖母はデイサービスに嫌々行っていたようですが、財布やバッグが盗まれた、と騒ぎになったりし、行かなくなってしまったようです。私自身の祖母(83)も軽い痴呆で、財布がないない、というのはしょっちゅうなのであまり気にしていませんでしたが、最近になり悪化してきたようです。罵倒、暴力などが出てきたため、病院(ケアセンターみたいなもの?)に入ったのですが、先生とけんかをして出てきてしまい、いよいよ彼の両親が疲れ果て、今月にでも、祖母にはいわずに精神病院に入れると言い出しました。祖母はもう病院に行きたくない、家で死にたいといっています。
義母はできれば精神病院にはいれたくないようですが、自分の仕事をやめるわけにもいかず、大声で反対はできないとのこと。義父と、叔母たちが進めているようです。
彼は、共働きの両親に代わって育ててくれた祖母を、どうしても精神病院には入れたくないといって、今話し合っています。彼は今会社を辞め、独立準備中のため、平日の昼間祖母の家に通って面倒を見ると言っているのですが、義父が反対しています。
祖母は彼にはとても優しく、彼の前なら落ち着いていて罵倒や暴力がないので、義父は気に入らないんだと思います。途中からしゃしゃり出てきてうまく介護をされては、自分の面目がないというのもあるし、そもそも彼のことをいつまでも子ども扱いして、お前はヒヨっ子で何も出来ない、親に口出しするなといつも言っています。
彼は、精神病院に入れたら、祖母はその環境についてゆけず(偏見ですが、おかしなひとと一緒にされて参ってしまうと思っています)、外出も出来ず、祖母がかわいそう過ぎるといっています。私は、実際の精神病院(精神科?)のことをよく知らないので、何ともいえないのですが、他のケアセンターなどはもう入れてくれないと両親は言っています。
・痴呆症で、精神病院(精神科?)に入院というのは、どういうものなのでしょうか??彼の両親も疲れ果てていて、施設に任せたいのは理解できるのですが・・・。
・また、介護の経験もない彼が、日中の面倒を見ることについて、出来ればそれがいいと思うのですが、やはり経験のある方からすれば、それは無理な話ということになるのでしょうか??(彼が平日昼間通う。両親・叔母たちが平日夜と土日面倒を見る。私は彼に二人分弁当を持たせるなどサポート)今のところ、彼と彼の父が加入している宗教(きちんとして本当に良心的な宗教です)のところに相談し、第三者を交えて相談するのが一番だと思い、今日とりあえず彼が一人で相談に行きました。
来年2月の結婚式に、元気なおばあちゃんに来てほしいと思っています。皆様相談に乗っていただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
No.2761:Re:痴呆の祖母を精神病院にいれるべき・・・?
難しい問題ですよね。今はまだよう子さんは積極的に動かないほうがいいかもしれないけど・・でも、彼は独立して仕事を立ち上げるのですよね?
どんな仕事でもそうでしょうが、開業時というのは軌道に乗るまでは本当に大変ですよね。資金面や精神的ストレスなど。。
おばあさまの介護をしながら、というのは難しいかもしれません。ある程度、仕事の展開が読めるようになってからなら、いいかもしれませんが・・・どちらも中途半端になっても困りますね。彼のお父様が彼のことを「ひよっ子扱い」する。
どこでもそうです。っていうか、よほどのことが無い限り、親にしたら「子供は子供。まだまだ」なんです。私は40歳超えていますが母からは未だに「〜さんにちゃんと挨拶の電話入れておきなさいよ」とか「子供のこともチャンと見なさいよ」とか「わかってるっちゅ〜ねん」って思っちゃいます。これは、子供の友人のお母様方も感じている、と言っていました。
ですから、主介護者であるご両親からしたら「お前は、まだこれから結婚して仕事も独立するんだろう?それでおばあちゃんまで見れるとおもうのか?介護を甘く考えているんじゃないのか?」って思ってらっしゃるのでしょう。私が親であっても反対すると思います。また、介護している上でどうしても「行動に規制をかける人間」はソレが本人のためであっても嫌われてしまいます。悲しいけど・・・。孫に優しいのが気に入らない、っていう訳ではないと思いますよ。もし、彼が主介護者になれば、今までどおり「優しい祖母と孫」の図式が崩れる覚悟も必要です。
症状が進行すれば、排泄の介助なども出てきます。(コレを受け入れるのは育児経験の無い男性には時間がかかるかもしれません。そうならないように、もしお子さんをもたれたら「オムツの交換。大も小も」は絶対していただくといいですよ。)
在宅だけが介護の道ではありませんし、精神科へ入院してもずっと生涯入院とも限りません。おばあさまの認知がアルツハイマーによるのか、脳血管性痴呆によるのかわかりませんが、ある程度投薬でコントロールできれば、落ち着く事もあるかもしれません。
病院から落ち着いていれば結婚式へ外出も出来るでしょう。
今の段階で彼が介護(生活面のみサポートかな?)して、結婚式までに落ち着くと思われますか?認知症での「罵倒や暴力」は時や場所を選んでくれません。我慢が出来ないのです。そういう病気ですよね。。。暴言暴力の時は本人も興奮状態でしょうから、本当は疲れきっているかもしれません。疲労が脳に伝達されないので、「徘徊」のある人などは十数キロ歩いても精神は疲れていない」と感じるそうです。でも、肉体は明らかに疲れているはずなのに・・・精神面でも同じじゃないかな・・・どこかに「疲労」はあるはずだと思います。目には見えないかもしれないけど・・
精神病院にもイロイロあるようです。認知症に力を入れている病院もあるようですし・・もし、ご両親が入院を希望されているなら、そうしてもいいのでは?そして病院から「落ち着いてきた」という連絡をもらえば、面会に通えばいいのでは?
もちろんおばあさまにはこの状況は受け入れがたい事で、時間もかかるかもしれません。必要なのは「どこで、だれが」ではなくて「どのように係わっていくか」ではないでしょうか・・・
No.2762:Re[2]:痴呆の祖母を精神病院にいれるべき・・・?
こんにちは。ババママさん、丁寧なレスありがとうございました。本当に嬉しかったです。昨日彼が痴呆の関係の本を何冊も買ってきて、二人で勉強中です。「ヘルプマン」というマンガも読んでみました。精神病院での身体拘束などを彼は心配しているのですが、病院によっては、もうそんなことはないみたいですね。
それから、彼が義父と電話をしたようで、「何が何でも病院には入れたくない!」という気持ちが揺らいできたと言っていました。祖母を説得して病院やセンターに入ってもらうことは無理だと思うので、入れるなら無理やり連れて行くことになってしまいます。彼はそれには絶対反対です。でも、やはり主介護者としてやっている義父の言葉を聞くと、仕方ないのか…と思う面もあるようです。
ババママさんの仰っていた、>必要なのは「どこで、だれが」ではなくて「どのように係わっていくか」ではないでしょうか・・・。というのがなんとなくわかったような気がします。介護は、家族の人間関係そのものかもしれません。いつ誰がどうした、というより、その流れの中で、自分がどのように振る舞うか…。誰かが一人泣いているようなことがないよう、どう関わっていけるか…。あと、ご指摘どおり、何の経験もない彼が、面倒を見て病状がよくなるかどうかはわかりません。確かに今は優しくても、主介護者になればどうなるか…。というわけで今は、病院に入れるか・誰が面倒を見るか、というのはいったん横に置いて、祖母の気持ちを落ち着ける、すぐに実行できる方法を考えています。アニマルセラピーや音楽療法など、いろいろあると思います。私の祖母には、おもちゃの「プリモプエル」(←しゃべるぬいぐるみで、タッチセンサーなどで反応する。接し方によって性格・しゃべる言葉も変わる)をプレゼントしました。効果があったかはわかりませんが、気晴らしにはなったと思います。
そういったセラピー系のもので、安価ですぐに始められるもの、こんなもの試してみたよ、などありましたら、ご存知の方ぜひ教えていただけないでしょうか??
病院の件ですが、12/18の日曜日に彼が義母と一緒に祖母の様子を見に行き(書き忘れていましたが、祖母は彼の両親の家から車で10分くらいのところで一人暮らしです)、病院をそうするのか相談することになりました。ちなみに義父と叔母たちは、12/20から病院に入れるよう、手続きを進めているようです。急な話なので、その点も彼は憤慨しています。また書き込みます。ババママさん、他読んでくださった方、ありがとうございました。
No.2763:Re:痴呆の祖母を精神病院にいれるべき・・・?
痴呆の介護は実際に関わってみないと本当の大変さはわからないと思います。おばあちゃん思いのよう子さんの彼のお気持ちはよくわかりますが、おばあちゃんが一番望まれることは何でしょうか?彼とあなたが幸せな結婚をして、幸せな結婚生活を送ること、そして彼の独立が成功することではないでしょうか。お母様たちはけっして姥捨て感覚で病院に入れようとされているわけではなく、家庭介護の限界を感じられて、プロの手にゆだねられようとされているのだと思います。介護者の選択に寄り添って、「入れる病院があってよかったね、少しは神経休めてよ」と御両親をねぎらってあげてほしいです。おばあちゃんが病院に入られても面会にはいけるのですから、サポートする方法はいくらでもあると思います。おばあちゃんの状態が落ち着いて、二月の結婚式に出席できるといいですね。おばあちゃんは若いあなた方の優しいお気持ちだけで十分喜ばれていると思います。童謡のテープとか、ぬり絵、簡単なジグソーパズル、折り紙などいかがでしょう。