No.2742 痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

No.2742は質問(相談内容)で、それ以外は回答(相談内容に対する回答とお礼)です。

No.2742:痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

私は主人と主人の母85歳(義理母)と3人暮らしです。 義理母は3年前から痴呆になり、夜暗くなると豹変するようになっていきました。今住んでいる自分の家が自分の家ではない!!新しい家と言い、私がここに連れられてきている!自分の家でなければ眠れない!どうしてこう毎日連れてきて苦しめるのか!!と私を罵倒します。私が母の荷物を全部運んでいると思っているようです。皮肉なことに、家で車を乗るのは私だけなので私が車で運んでいるというのです。今はだいぶ進行もしてきて、夜・朝・昼もう関係なく同じ状態で一日中ボーっとしていますが、突然スイッチが入ったように豹変して怒り出すのです。もう同じようなことの繰り返しが何年も続いて、私はあきらめ、義理母にあわせるようにしているのですが、主人も慣れてはきたものの、合わせようとは全くしません。むしろ義理母にむかってどなります。すると義理母ももっともっと逆上します・・・。 義理母は次の日、自分の娘たちへ電話をして一部始終を話しているようです。主人は何度いっても義理母には優しさを見せません。主人の姉たちも協力はしてくれますが、主人がどうして優しくできないのか?私からもいうべきではないか??といいます。 私がいってもダメだったのです。姉たちは来るたびにそういうばかりなのでだんだん私も拒絶するようになっています。 主人は姉たちがいっても私がいってもだめなのです。 自分の母親に対して、優しさを全く見せません。 病気を理解しようとしていません。 私は先のことを考えるより、今一日一日を頑張ろうと考えるようにしてはいますが、義理母、主人に挟まれたこんな日々はいつまで続くのでしょうか。義理母は介護のサービスなども全く拒絶です。なにせ痴呆で若い頃に戻っており、おそらく60代・・・もしかしたら20代に戻ることもあるのです。 何かいい方法はないでしょうか?アドバイスお願いいたします

No.2743:Re:痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

あおぞらさん、ご心労お察しします。3年前からとありますが認知症と診断されてからその長い年月を経過しているのにご主人はまだ、認知症を患った事態を受け入れることが出来ないのでしょうか?随分頑固な方ですね(あ、失礼しました)。実の親ですから認めたくないないのはよく分かるのですが、それによる被害実態もあるのですから対策を起てたいですね。他のレスにも見ますが親からの寵愛が薄いと介護に消極的な事もあるようです。うちの場合は「息子が怒るのは嫁のせいだ」と言うようになりその日から息子の留守に嫁を責めるようになりました。その事実と、痴呆症状が出てる人には怒鳴っても効果無し、責める前に観察すべしと話しました。そんな最中にも私があおぞらさんの様な状態でストレスが溜まりおかしくなって実家へ戻ったりとしてから夫が怒らなくなりました。うちはこれで収まりましたが、お姉さん方が介護経験者であるなら説得力がありますが無いようでしたら皆無なのであおぞらさんがグチではない協力要請を改めて直訴するのはどうですか?年寄りも男性も権力者(というか専門職)には弱いのでケアマネなどに同席してもらっての直訴はどうでしょうか?あとはご主人の前で逆ギレして暴れまくってはどうでしょうか?私は暴れました。ご主人さえ怒らなければ随分事態は違いますよね。 悪態や暴言の矛先は一番介護している人に向く傾向があるそうです、その辺もご主人に話して置いた方が要かもしれませんよ。 あおぞらさんが振り回されないよう、手が抜ける介護が出来ますようにお祈りしております。

No.2745:Re[3]:痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

ご主人のこと、まったく理解できないわけではありません。 実の親だと、なかなか客観的に見られなかったり、 病気の現実を突きつけられると、 子供として、ホントに悲しくて、気持ちが逃避してしまうんじゃないかしら? 特に、母親はやっぱりいつまで経っても一生懸命育ててくれた 大好きなお母さんなんですよね。 この点は父親とはだいぶ、違うんじゃないでしょうか? 私も実母の介護は通い介護から4年、同居6年と、10年選手になりましたが、母がお醤油指しを逆さにして、中味をこぼしたり、 ティッシュを箱から次々に出しまくると、 「もう、お母さん、何しようとぉ(博多弁)」と、 言ってしまいます。 その後、「ああ、お母さんは病気だった」と思いだし、 悲しいような、ゴメンナサイっていうような気持ちになって、 また切なくなるんですよね。 母の目の前にお醤油指しやティッシュの箱を置きっ放しにした私が不注意なのに・・・。 だから、どうか、ご主人のこと、長い目で見てあげてください。 特に、母と息子の関係は色んなものが濃いようなカンジです。

No.2746:その後

夫には実母に優しくするようにと話はするのですが逆にそれをいうと怒ります。全く態度も変わりません・・・。誰がいってもダメです。実母は最近よく自分の家へ帰る!と朝になると荷物を全部まとめています。夜中に起きてくることさえあります。 このままどうしたらいいかわかりません。同じことを毎日繰り返しているだけです。夫が変わらないのでもうこのままいくしかありません。困りました・・・。

No.2747:Re:痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

あおぞらさん 心中お察し申し上げます。最初の書き込みから気になっていました。我が家も最初におかしいと思い始めた私の言葉を夫や義姉は耳を貸そうとせず、夫は義母の言動の様子を口にするととたんに機嫌が悪くなりました。自分の母親のことなのに真正面から向き合って現状を認めないのかととても腹立たしく思っていました。 あおぞらさんのお義母さまは病院にかかっていらっしゃいますか?介護サービスも拒否ということは神経内科や老年科などは通院されてらっしゃらないのかもしれませんね。我が家は幸い、痴呆と診断される以前に別の要因で神経内科にかかっていましたので(結局は痴呆による病状だったのですが)、いつも付添う私に担当医から『一度家族(夫や義姉)の人と話がしたい』と言われ、早い段階から介護サービスの申請や施設への入所も視野に入れて,等と言われていました。担当医からの言葉をそのまま夫に伝え、夫にも行って貰いました。その頃には義母の言動が家族だけではなく周囲の第三者を巻き込むことが増えてきたので、さすがに夫も痴呆を認めざるを得なかったようです。(義姉に至ってはそれでも老人性の欝だと言っていましたが) 介護サービスの申請にはそれから更に1年はかかりました。義母の骨折が原因です。この骨折がなかったら申請はもっと遅れていたと思います。それからの入院、退院で目の当たりにした義母の混乱の様子にこれはもう夫も有無もいえなくなったようです。 よく言われることですが母親と息子の関係というのは計り知れないものがあるようです。私も例に違わず、義母にいろんなことを言われています。攻撃の対象は主に私です。いくら「一番親身になって介護している人に矛先が向けられる」と言われても、妄想に基づく滅茶苦茶な言い方をされる方は精神的にも、他人には計り知れないダメージがあります。あおぞらさんもきっと大変の苦痛だと思います。私は義母の妄想話にも肯定も否定もせず聞き流す姿勢を(できるだけ)通すようにしていますが、夫にするとそういう対応は自分の母をバカにしているように思えるのかもしれません。根底には病気を理解しない=したくない という気持ちがおありなのではと思います。 ご主人に一度尋ねて見てください。 お義母さまの残りの余生をいかに幸せに過ごして貰うかということを考えた時、今できることは何かを考える必要があるのではないか、と。 ご主人が母親の余生などそんなことどうでもいいのだ、と言われるのであれば極端な話、あおぞらさんが介護を放棄されても文句は言われないと思います(あくまでも極端な話です)。 義母の担当医にも言われたのですが、認知症の人は、そうでない人とは違うレールを歩いている、と。そのレールは我々の歩いているレールとは平行しているが、決して交わることがないレールである。認知症の人が歩いているレールをむりやりこちらに引っ張ってくることは出来ない。なのでそれぞれがそのレールの上でいかに充実して幸せに生きていけるか、ということを考えなくてはいけないのだ、と。症状にあった薬を服用すること、介護サービスを受ける事等も手助けになる、と。 いろいろ書きましたが、我が家の場合最終的に夫や義姉が義母の症状を認めざるを得なくなったのは、義母の骨折や、義母の近所の人や知人を巻き込む問題行動が出てきたからでした。いくら言葉で訴えても何か事件や問題が起きないと現実に目を向けてもらえない、というのは辛いですね。最後に担当医も勧めてくれた本なのですが、岩波新書 小沢 勲著「痴呆を生きるということ」これは今でも時折読みます。ご主人の目に付くところに置いておかれたら読まれるでしょうか…。

No.2748:Re[2]:痴呆(せんもう)の母を受け入れられない夫について

けろよんさん アドバイス本当にありがとうございます なんだか読ませていただいて心が少し楽になりました もしよかったらこれからもまたアドバイス どうぞよろしくおねがいいたします 今私はアルバイトも辞め、義母と一日中一緒にいる生活です。