No.24586 視力障害があり、頑固で認知症の父の今後の介護の方法。

質問(相談内容)
■ Q:
父は糖尿病の合併症で、網膜症で視力を失い(障害者手帳は2級)、5年前に狭心症のバイパス手術をした上、週3回人工透析に通っています。優しいところもあるのですが、性格的に短気で頑固で、ほとんど会話の言葉の意味を理解することの出来ない、認知症の疑いがある父です。そんな父のあらゆる介護を、母が一人で何年もしておりました。ところが、つい先週、母の身体に癌が見つかり、あと何ヶ月生きられるか判らない状況になりました。 父の具合もあまりよくなく、自宅で24時間、誰かが父を監視しなければならない状況なので、母の入院中は、私と妹で1週間ごとに代わる代わる実家に泊まり、父を世話と、母の世話を両立することになりました。(その中には自分の仕事や、乳幼児の世話も加わります)ですが、現実として、この先母が亡き後、私達家族がどうなるのか大変不安で仕方がありません。なぜなら、家族に甘える父ですので、一旦ケンカすると、家族の言うことを聞こうとしません。(薬を飲みません)また、引き取るにしても、父は、自分の今住む家を出たがらない、ということ。こんな状況で、それぞれに家庭と家を持っている私と妹が、父をどうしたらよいのか途方にくれている次第です。もし宜しければ、情報、そしてお知恵をお借りできましたら幸いです。 申し訳ありません。宜しくお願いいたします。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
お母様のご病気気がかりですね。 老々のお二人のお世話、本当にご心配とお察しします。 基本的には在宅で、どの程度自立生活がお父様にできるかが鍵になります。 介護認定は既にお済でしょうか? 介護認定を受けて後、ケアマネ契約していろいろな在宅サービスを利用して自立生活が可能か判断してください。もし、自立生活が不可能な場合には、施設サービスも導入する必要があると思います。お父様が自分の家を出たがらないということなので、ある程度時間をかけながら、またケアマネなど第三者からお父様にお話をしてもらえるように取り計らって勧める方がいいかもしれません。 ご姉妹とも自分の家庭、生活があることですから無理をせずに一番介護しやすい環境を模索してください。

◆Q :
レスをありがとうございました。 何度も読ませていただきました。 まず父の介護認定ですが「手続きをしてない」とのことです。 それ以前に、母は、仮に自分がこの先自宅に戻った後も、ホームヘルパーなどの福祉サービスを利用する...との考えが全くないようで、 こちらの方もどうしようか、考えてしまいます。 次に自立生活ですが、父の場合、視力はほとんどありませんが、うっすら光の明暗を感じ取れます。ですから、かろうじて歩いて目的の場所に行くことが出来ますので、寝たきりではないです。なので「要介護」か「要支援」か、となると「要支援」になるのかな?と素人考えに思われました。如何でしょうか? そして、もし「要支援」であれば、どこまで福祉サービスが受けられて、どこまでがしてもらえないのか、ステーションによっても違うのか、新しい疑問も出てきます。もし、自立生活が不可能な場合には施設サービスも導入する必要がある と思います。

◆A2:
介護保険のサービスを使って、お父様のお世話を してもらいましょう。 主介護者のお母様が入院ということですから、施設の利用を 優先してもらえる可能性があります。 病院の施設ならなお助かると思いますが、お父様の主治医にも 相談してみましたか? なぜこれを進めるかというと、お父様の介護に姉妹お二人が 関わるという事ですが、もうこれだけで余力はなくなります。 お母様も入院しているからいいというわけではないと主王のです。疲れきっているお二人にはかなり無理が生じてきます。
介護というのは世話ではなく、生活そのものです。介護するほうは余力どころか、力をふりしぼらなければなりません。だからサービスも目一杯利用して、労働以外のところで お父様の不安とお母様の心配を取り除いてあげることに専念すべきだと思います。それは家族しかできない事だと思うからです。施設利用の場合、お父様が拒むのはわかります。もみなさんプロなので 上手に誘導してくれると思います。 お二人もお母様の病気が良くなるまでと期間限定を伝える事をやさしく 言ってあげてください。どうしても在宅というなら、ヘルパーさんとお二人とスケジュールを 作り、お父様をひとりにしないようにできますし、透析へのスケジュール、連れて行く人、迎えにいく人とプランもたてられるでしょう。でもできるなら、施設利用がすべてにおいて良いとは思います。ご姉妹も毎日お父様とお母様に余力を持って会う事ができます。いい方法が見つかりますように。

◆Q :
レスをありがとうございました。私達姉妹の色々と気持ちを察していただき、精神的にラクになりました。 ありがとうございました。医学一筋のような主治医が、どこまで相談できるか怪しいところもあるのですが、次回の通院で、少しアタックしてみたいと思います。 まず、寝るのは毎日のことなので、これが一番困るのですね。(父は普段元気ですが、目が不自由な事と、突然死の可能性がある為 夜一人で置いてけないのです) こうなると、やっぱりショートスティでしょうか... ん...福祉施設について、私の中で新しい疑問が出てきました。「寝たきりではない父」を、「人工透析通いの父」を、ホントに施設が受け入れてくれるのだろうか...です。今は父をヘルパーさんにお願いし、母が病のこの場を乗り切ることが出来る、との希望を与えていただきましたが 母の亡き後、父の全ての事と、自分達の家庭との、奇麗事では済まない「生活のズレ」に、どう折り合いつけるか、やはり悩んでしまう自分がいます。もし良いケースがありましたら、また教えて下さい。

◆A3:
人工透析の必要な方の場合、施設によって対処は異なると 思いますが、家族が連れて行くという事で解決する可能性もあるとは思います。主治医に相談したらというのも、病院が経営する施設もあるので その辺の便宜さを確認するためです。またベットに余裕があれば3ヶ月くらいの入院というのもできる場合もありうるからです。老人保健施設(3ヶ月)、特別擁護老人ホーム(終身)、それぞれ目的が違うので利用できる期間も異なります。 また施設選びは一カ所だけではないのでいろいろあたることです。ケアマネ任せにしない事。
とにかくお母様の入院中どうするかを優先的に考えて、ショートステイの利用を考えては。 介護認定は受けておいて、利用できるときは利用して必要なければ利用しないで、いいわけですから、認定だけは受けて、今の問題解決のために利用してください。介護はひとそれぞれ違います、他のケースというのはあくまでも参考です。私が言いたいのは少しでも家族の負担が軽くなるように、そして お父様、お母様の不安が軽くなるようにするために 施設との交渉も確認もしっかりご姉妹で積極的に動いてくださいということ。 介護認定を受けたからケアマネの言う通りという考えは持たないで、 かならず家族も確認、交渉することです。
疑問はしっかり尋ねる事。「〜らしい」というのはなくすことです。 施設や病院をたらい回しにされないために、確認を確実にすることです。やるだけやって受け入れ先がないというなら、ヘルパー総動員で、ケアマネとご姉妹でプランをしっかり練って、乗り切りましょう! 介護の形は日々変化していきます、だから先の事を心配して計画しても その通りには行かないものです。 心配なことといえば、ご姉妹のご主人たちや、こどもたちのこと。勢いで一生懸命親の世話をしていて、家族も応援してくれて協力してくれ ていてもやっぱり、小さながまんの積み重ねが思わぬことを生んでしまう こともありますから。ご家族もだいじにするためにご姉妹とご主人たちとしっかりお話し合いしてください。婆心ですが。がんばってください。

◆Q :
色々ありがとうございます。 明日早速介護認定の手続きに行くために、とりあえず地域のケアセンターに電話をしてみようと思います。また、相談に乗ってください。

Q&Aを検索

「介護110番事典」の利用規約に準じてご利用下さい。