No.24569 両親ともに病気で、私は乳ガン。両親の今後について、妹は逃げ腰。

質問(相談内容)
■ Q:
八方塞がり状態ですので、ご相談させていただきました。 糖尿病の合併症で網膜症でほぼ全腎不全で週3回人工透析をしている父(65)と母が二人暮らしをしていました。父は認知症もあり、それをすると致命的である「薬の飲み忘れ」や「間食をする」のみならず、勝手にガスを付けそのまま火を忘れてしまったり、透析の際の針の傷跡をかきむしり、血管から流血して失血死になりそうなことが何度かあるなど、とにかく24時間目のはなせない父です。 ところがそんな父の主介護者であった母(62)が、体調を崩して年明けに医者に見てもらったところ、身体に癌が見つかり、9時間に及ぶ大きな手術をしました。幸い良好で、明日退院します。母はこの先、高い確率で、再発は免れないであろうし、区役所では「病気の二人だけで暮らすのは無理だ」との見解を示しました。では父と母の今後をどうするか?と兄弟での話し合いとなると、つい昨日まであれだけ金銭的、労働的に母と父を利用していた妹夫婦は「子供も二人もいるし、旦那が仲間はずれになるから、同居はイヤだ」と拒絶しました。一方私は、つい先日今回のストレスからか「今度は自分自身が乳癌」になっていることがわかりました。この忙しいときに、母に代わって自分が入院し手術をすることになりそうです。まだ、私の癌のことは、誰にも話をしていませんが、 この先、こんな両親の身の振り方をどうしたら良いのでしょうか? とにかく、性格的にも世話的にも限界を超えた父を施設に入れたい私ですが、計画性の無い母や妹は「お父さんが嫌がるから入れない」「再発したら再発したときに考えればよい」「何かあったら娘のどちらかが見てくれる」「何かあったらおねえちゃんに押し付ければよい」と信じて、あくまでお気楽です。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
私がどれだけの返事が出来るか疑問です。 まず父上は施設へ入れてください。確かに本人は施設なんてと言う人が多いです。しかし認知症の上透析では、施設で面倒見てもらった方が安心です。母上は退院しても、抗がん剤とのこと、抗がん剤は薬にもよりますが、入院して受けることになります。その上副作用も出たりすると、うつ状態になる人があります。あなた自身もガンでは、母上の面倒を見るのは妹さんです。金銭的にもご両親からいろいろ戴いていたようですので、当然と思いますが、そういう人は意外と冷たいですよ。しかし義務があります。もし妹さんがどうしても看護しないなら、近くの親戚の方に頼んで、母上の看護をして頂きたくことを、お願いする方法も考えてください。又遠い冷たい親族よりも、近くて温かい他人といいます。あなたはご主人様に看護していただき、乳癌を克復してください。 乳癌の手術は最近進んでいますが、初期ならば外からレーザーで取る方法があります。とにかく共倒れにならないように、他人でも親切な人は居ます。友達もいいですよ。信頼できる人が居れば一番ですが・・・ 。どうぞお体をおいといください。こんな事しかかけないですが。

◆Q :
レスをありがとうございました。妹と、めったに落ち着いて話が出来ないので、昨日母の病院で会った際、自分の身体のこと、介護サービスについて、ついでに「妹一家と母との同居をお願いしたい」と申し出ました。これからどうなるか、妹からどのような返事がくるかはわかりませんが、 全てのことを、急がねばならないと思っています。お話を聞いていただき、ありがとうございました。

◆A2:
よい機会だと受けとめてみませんか。 家族それぞれに危機感をもって現実を考えていただきましょうよ。自身が病気にでもならなければ、この状況から身動きすらできないまま拘束され続けたことでしょう 。ご両親がまだ六十代で若いだけに介護はこれからが長く続きます。 妹夫婦は家族です。巻き込んでしまえばいいんです。癌である事実を告げてしっかり話し合って、ひとりで抱えこまないで、それでもあてにならない妹なら、これからの介護に口出しはさせない距離を持つことです。 左右されていては施設の話も進みません 。感情的に口だけ出して何もしない親戚ほど邪魔なものはありません。施設はさまざまです。悪いイメージがあるのでしょうが、良い施設はあります。 透析の出来る施設は少ないのでさらに選択肢は限られますが、その中でより快適に暮らせる場所を見つけてあげてください。 本人家族へは専門家から説明してもらいましょう。ケアマネや医者や専門家の言葉で納得しないようなら、家族内だけで話し合っていても元より進むわけもありません いろんな人を巻き込んでまかせてしまうことです。お母様のこれからの暮らしをどう支えていくかは、介護計画ができてしまえばなんとかなっていくものです。 完璧な介護をもとめないで。自分がやらなくちゃと背負わないで。まずご自身の体をだいじにしてください

◆Q :
レスをありがとうございました。7年前に狭心症の手術をした父にとって、心臓へ負担をかける人工透析は凶器となります。(人工透析をしなければ3日と持ちませんが)透析を開始後、5年間の生存率が50%に満たないと医学的な統計がある中で、次の6月には丸3年となる父。主治医家族にとって、いよいよ父の突然死を覚悟しなければならない段階になりそうです。なので、母は「どちらにしても老い先の短い父をそのままの好き勝手な生活」を営ませてあげたい、との気持ちであり、私たちもそれは理解できるのです。でもそんな両親を応援するには・・・。私も乳ガンですし、妹も含めて、できることとできないことをどう折り合いつけるかが問題になると思いました。(火事を出してしまえば、私たち家族だけでは済まない問題ですが、実際そんな父の側にずっと張り付いていられないです。かといって施設にすぐに入れるとは限らない...こんな感じで悩んでいます。)確かに色々な人に助けて欲しい気持ち(巻き込む)もあるのですが、介護に明確な終わりが見えないし、人それぞれ何かを抱えていると思うので、お願いできない現状があります。「透析の出来る施設は少ないのでさらに選択肢は限られますが その中でより快適に暮らせる場所を見つけてあげてください」とありますが、 いずれにしても、最低母の抗がん剤治療の際、父にはショートステイに必ず入ってもらわなければ話になりませんので、強行に話を進めて行こうと思いました。

◆A3:
自分の場合も、まずは信頼できる地域包括支援センターや保健婦さんなどに一応相談しました、初めは父親と一緒に申請(介護サービスの)しましたが、はっきりしない父だったので、2回目には自分ひとりで申請の手続きをしに行き、それで地域包括の人や保健婦さん達と3人で話し合いして、両親を暫く見てもらうように頼みました。その後は保健婦さんから父に随時連絡をしてくださるようになって、家の状況などがわかるように成ったわけです。認知症糖尿病の弊害は、地域包括センターの人からパンフレットや ネットなどで調べてもらい、適切なよい病院があったら紹介してもらうように してみてはどうでしょうか? 又、自分の少し近い親戚のおじさんが入院しているのですが、その子供さんが院内で申請をして保健婦さんやヘルパーに時々きてもらっているみたいです。それと私の実家では、民生委員の人も時々きてくださるので、少しは助かっています。 ほかの人も言っていたように皆自分で抱え込まないように・・気長にやる事が 大事だと思います。

◆Q :
ありがとうございました。地域包括支援センターを知らなかったのですが、よく調べてみたいと思います。

◆A4:
私も昨年乳がんの手術をしました。母(80歳代)の介護を長年しています。 乳がんは、比較的おとなしいがんだけれども、転移の確率が高いですから、どういう医者に手術してもらうか、手術後のケア(抗がん剤、放射線ホルモン治療)をどうするかで、生存率も生活の質も大きく違います。時間とのたたかいという側面もあります。抗がん剤治療は副作用もあります。 母も大切ですが、私は自分のがん治療と健康を第一に考えて生活しています。 母もそれを望んでいます。母は認知症もあるのですが、私ががんになったことに深いショックを受けたようです。以前から「あんたに迷惑をかけてすまない」と言っていましたが、このごろは「私がこんな体で生きていることはまちがっている」と言います。 どんな人が生きていることも決して間違ってはいませんが、だれかのために別のだれかが、治る病気も治せないのは間違っています。特に今は、人のことは考えず、まず自分のがん治療をどうするかをお考えになったほうがよいと思います。 お父様は認知症のようですから、自己決定は難しいでしょうが、お母様と妹様は、自分の人生を自分で決定なさればそれでよいでしょう。「お父さんが嫌がるから入れない」、「再発したら再発したときに考えればよい」というのもひとつの選択です。ただし、「わたしはがんで頼りにならない」と言っておきましょう。どうにもならなかったら行政の手を借りるしかありません。その手続きがいろいろ手間がかかりますが、それは「わたしはがんだから」と言って妹様にやってもらいましょう。 冷たい言い方かもしれませんが、だれにとっても人生は厳しいです。自分のがんを後回しにして、献身的にご両親のために努力なさっても、ご両親の状況が非常に良くなるわけではないでしょう。 自分の人生はそれぞれ自分で決定するのが一番です。

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