No.24557 父への浮気疑惑は母の認知症のはじまりでしょうか?

質問(相談内容)
■ Q:
母は結婚前に母親を病気でなくし、地方から駆け落ちして都会へ出てきました。当時小さな会社の社員だった父を支え貧乏でもだれにも愚痴もいえずわたしや弟が大きくなるまでずっと耐えて育ててくれました。父はむか〜しの男の人という感じで感謝の言葉など言えない性格だと思います。そしてわたしは結婚し、母にとって孫ができて、わたしはどちらかというと主人の両親をたててそちらのほうばかり遊びにいき、また転勤が多くあまり近くに住んでいられなかったので、孫と会える楽しみも母にとっては少なく、弟は子どもが生まれません。もう36なので、母もあきらめています。母はそれでも趣味をもったり、父と一緒にスポーツをしたりしてたのしそうでしたが、わたしの出産の手伝いに地方へ来たことがきっかけで、父が浮気をしたようだと思い込み、それからもう十何年もたっていますが、最近騒ぎ立てようとしているところに、父が癌になり、入院や通院生活になり、母なしでは父は生きられなくなってしまいました。わたしには父が浮気しているようにはぜんぜんおもえませんし、少々のスポーツの付き合いで食べ物などもらったりするのはぜんぜん挨拶代わりと思いおかしくないとおもっているのですが、母はどんどん怒り出し、墓はべつにするだの、父の悪口ばかりわたしに言い、わたしとしては何十年も耐えてきたのに、だれも感謝の言葉をいってくれないので、とうとう自分はなんだったんだろうとむなしく思っているところからくる爆発なんだと思っています。もともとは裕福な家にそだったのに、貧乏な生活がいつまでも続いて、もっと幸せになれると夢描いていたのだとおもいます。わたしたち子どもにはとても模範的な母親で、一点の曇りもない完璧な母でした。父が浮気をしているからとんでもない人なんだ!とありもしないことばかり言ってヒステリーになるので、とうとう認知症がはじまったのではと心配しています。母は67歳です。父は70歳です。このことをちゃんと興信所をつかって正さないと母は許せないといっているのですが、わたしは認知症の診断をしたほうがいいのではと思っています。どう思われますか?

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
義母の認知症の初期も全く同じ状況でした。夫に言わせれば「40年くらい前に一度だけすごいケンカをしていたから、そういう疑惑があったのかもしれない」ということです。もう、ガンでソファにすわりハァハァ肩で息をしているのに「浮気している」「女がいる。子供もいる」またあるときは「そこに女が来ている。その人は誰!」と騒ぎ立てることもありました。主治医に安定剤をもらって飲み始め、妄言妄想はおさまりました。必ずしも「認知症」ということはココではいえません。 「老人性うつ」と「認知症」の境目は一見わかりにくいそうです。やはり正確な判断をするためにも受診したほうがいいと思います。「おとうさんが、そんなことするわけないでしょ」とか「考えすぎよ」という風にお母様を否定しないでください。うちも「大丈夫。なにかあっても私たちが守ってあげるよ。お母さんは妻なんだから。心配しないで」と話すと納得することが多かったです。年齢的に多発性脳梗塞がある可能性もありますし、アルツの可能性もあります。脳外科でMRIやCTを撮って判断されるといいと思います。ただ、脳外科で多発性脳梗塞の場合「これは年相応ですね」といわれてケアが遅れることもあります。お母様が聞いていないところで「今後何か症状が出る可能性はありますか?」と担当医に聞いてくださいね。うちは「年相応」の言葉を鵜呑みにして「年寄りだからこんなもん」と対応が遅れてしまいました。

◆Q :
貴重な体験談ありがとうございます。母をどうやって検査に誘導するか、検討してみたいと思います。今ここで父を看病している母が悪化するのは一刻も早く食い止めたいので、よいご意見いただきました。ありがとうございます。!!!!

Q&Aを検索

「介護110番事典」の利用規約に準じてご利用下さい。