No.24437 帰宅願望の強いグループホーム入居中の義母への対応。
質問(相談内容)
■ Q:
義母(78歳)は認知症5年要介護3、GH2年目になります。 家庭介護に限界を感じてここならというところを探しましたが、本人と一部親戚は了承できていません。鬱の傾向もあって冬場はとくによくありません。それで一度前のGHでは面倒を見れないと言われて現在の所へ移りました。はじめはうまくいっていたのですが、慣れてくるとよくありません。面会に行っても、ご機嫌の波が激しく、「帰りたい、なんで家に帰れない」となじられます。自分の母親が生きていて迎えにくるはずだと思っています。いま一番そのGHで手が掛かる人なんじゃないかな。面会に行くのも自己満足で、かえって帰宅願望を増しているような気がします。いいアドバイスがあったらお願いします。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1:
介護保険施設での経験では、家族が会いに来る事により帰宅願望が増すということはありました。そういった場合、遠くから本人には会わずに見守っていただくなどの対応を取ってきました。ただグループホームの経験が無いので少人数での認知症の対応がわかりません。認知症の勉強をされている方の書き込みを期待します。書き込みが無ければ入所されているグループホームの相談員、もしくはケアマネ、ユニットリーダー等に聞かれてみては。
◆Q:
前のことがあるものですからケアマネさんを刺激してしまうより何も言わないほうがいいのかなと思っています。前は夜間の徘徊がはげしくなってしまって。 ここでも断られると次のことも考えておかないと。一応特養の申し込みはしてありますが先のことになるでしょう。山奥の療養型病院も連絡先等聞いていますが、今のところのようにちょっと様子を見に行くことはできなくなります。認知症を受け入れてくれる老健施設がとりあえずの第一候補と考えます。精神科の病院が併設しているところがあるのです。ご機嫌の波が激しいものですからいい時にはかわいそうかと思います。いいときにはにこにこしててがかからず、作業なんかにも取り組めるし、手をふってさよならができるのに。病気とはいえ認知症とはむごいものです。
◆A2:
精神科の病院が併設されているならそこが一番いいとおもいます。老建はDr.付きですが必ずしも精神科専門医ではないので適切な処置ができるとは限らないからです。老建施設側は認知症棟であれば認知症の利用者さんへの対応には慣れていると思われますので介護対応に対しては心配要らないと思います。GHは認知症が進み、徘徊、失禁、不潔行為等が頻繁になると断られるようです。介護力の問題です。老建申請と共に特養申請もお忘れなく。老建は終の棲家ではないので。痴呆が進みつつある今が一番介護が大変な時期ではないでしょうか。もっと進むと安定はしても今度は家族がわからなくなるかも知れません。
◆A3:
グループホームの責任者の方とよく話し合われた方がよいと思います。うちのグループホームでは、面会はいつでもと言うことになっています。面会の後は帰宅願望のでる入居者の方はいらっしゃいます。珍しいことではありませんが、ご本人の様子やそこの施設の対応能力もあるので、率直に話された方がよいと思います。状況によっては、面会を減らす、間を開けていく遠くから見守る。いろいろ方法はあると思います。
◆A4:
老健認知症棟です。表記の件ですが何かしら因果関係はあると感じていますが、特に調べたりしてはいないので不確かさは隠せませんがと云う前提でレスします。まず当施設の場合ですが、面会を控えてくれたらと思うことはありますが、面会時間は何時から何時までと規約に謳っているので帰宅願望があっても、その間であれば自由ですから家族に面会制限を申し入れるのは難かしく、特には申し入れていません。因果関係を証明する事実やデータがあれば別ですが。自分の施設のことしか判りませんが、経験的には帰宅願望が朝から一日中湧く利用者は皆無に近く、発生するのは概ね午後のおやつの後(15時半)から夕食前の時間帯です。考えられるのは@日差しがゆっくり落ちて夕暮れになる時間帯。A一日で最も疲れて来る時間帯。Bおやつを食べた後とはいえ最もお腹が空く時間帯。これらの要因で不穏・落ち着かなる結果だろうと考えています。それ以外にはCとして便秘が続き不穏・落ち着かなくる場合もあるので一概には言えませんが、これらの時間帯に面会すると帰宅願望が増す確率は高いと感じています。そうなると(不穏が増すと)どうなるかと云うと認知症棟では他の利用者も不穏になり、夕食は稀ですが大衆酒場みたいな雰囲気になることもありますね。その後の就寝誘導は徘徊等で大変になる事もありますね。では最も良い面会は朝食後、昼食後のお腹が一杯である程度満足感を感じている時間帯と思われます。あくまでも可能性です。次に面会の意識ですが、施設を訪問する家族は「面会に来ました」「じゃあ帰るからね」。老健ではこれでもいいと思います。 GHでは生活の場(利用者にとっては自宅)と云う概念が強いですから、「帰って来ました」「ちょっと出かけてきます」と云う心構えも必要ではと感じています。
◆Q:
みなさんの返信がとてもありがたいです。 なかなか相談できるところがなくて 、面会は午後や夕方は避けてくださいとGH側から言われているので、そのようにしてきています。でもおじさん(本人の兄弟)や娘2人(一人は三交代の仕事)私たち夫婦としょっちゅう面会に行ってる感じなのです。この半年でも日帰り温泉につれて行ったり、外泊もお盆と正月とお祭りと3回です。家でも義母と過ごしたい GHにいるぶん、他でできるだけのことはしてやりたいと、月に3回くらい週末義母のところへ行っていると思います。前のところでは「そんなに面会に来るのなら家でみられるだろう」と言われました。 家でみるのはいまのところ考えられません。曲がりなりにもきちんと状態を維持できているのは 今のGHのおかげです。家へ来るヘルパーさんもデイサービスも断られています。昼間はみんな仕事で 義父に任せておいたら寝かせきりで、義父本人ものびてしまいます。(アルコール依存があるのです) 冬のこの時期は家でもたいへんでした。「やだもん」というあだ名をつけたくなるくらい義母は、おこりっぽく家出して探し回ったり。それでも不思議と日がのびて暖かくなると収まってくるのです。 この週末GHのケアマネさんと面会の調整について相談してみようと思います。この冬を乗り切るために。
◆Q:
報告 。一月以上がたちましたが何とか乗り越えられそうです。ケアマネさんと話すと面会の制限は本人にかわいそうだからできないと言ってくれましたが、そうとうストレスが溜まっているようで 本人の状況をとめどなくしゃべってくれました。そして最後に、いい時には本当にかわいい方なんですよね、といってくれました。こちらとしてもとても救われるものがありました。
◆A3:
よかったですね。普通、新しい環境になれるのに、1ヶ月から3ヶ月かかります。その間に、職員もその方がどういう方なのか、どのような対応がよいのか模索していくのです。いろいろ情報交換しながら、たまに職員の話を聞いあげてください。職員頑張ると思いますよ。