No.24377 精神面での励ましについて。
質問(相談内容)
■ Q :
44才の姉が脳出血のため失語症になりました。こちらの言うことはある程度理解はできますが、長い文章になると全部は理解していない様子です。また、今のところ、ごく簡単なことは言えますが、長い会話になると全くと言っていいほど言いたいことがこちらに伝わってきません。姉は倒れる前まで英語、フランス語などにも堪能で、本の虫のような人でした。発症して現在2ヶ月が過ぎようとしていますが、本人が自分の症状に気づき、発狂せんばかりの精神状態です。私たち家族はどんなことをしてあげられるのか、どんな言葉をかけてあげればよいのか、全くわかりません・・・。とにかく不憫でなりません。どなたか、どう姉に接してあげればよいのか、生きる希望をどうしたら与えてあげられるのか、お知恵をかしていただけませんでしょうか。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 : [tongarin]精神面での励ましについて
私個人の考えですが、励ます必要は無い様に思います。おそらく、お姉さまは、色々な面で精神的に葛藤されていると思います。今のままで、充分頑張っておられると思うので、それ以上に励ます必要はない様に思えてなりません。むしろ、リハビリの後などに、「お疲れ様」と一緒にお茶でもする位の方が良い様に思います。私も、お姉さまと年が近いので、自分だったら・・・と考えてみました。気にさわったらごめんなさい。こういう考えもある・・・位に受け止めて頂ければ幸いです。
◆A2 : [匿名24]
私はかなり昔ですが結婚出産直後に事故により、四肢麻痺になった親族の介護経験を持つ者です。fooさんのお姉さまのように本人が精神状態がとても不安定になってしまい、病院のベットで毎日「殺して欲しい」と叫んでいた声が今でも思い出されます。さてご相談の件ですが、その当時の経験から考えさせられた事、そして今親の介護をしていて感じる事を記してみます。
1番目のご相談「どうお姉さまに接していけばいいのか」について
突然の発病、そしてその後の期間を考えますと、本人もご家族もある種のパニック状態かと想像されます。このような時期は家族間の感情は感情として、それらを含めた問題を整理して交通整理をしてくれる第三者が必要かと感じます。精神面のケアは専門家に協力を求めたほうが良い場合もありますし、もしくは専門家に接し方を学ぶ事です。また脳出血との事ですので脳神経外科、脳神経内科医が担当していると思われますので、そちらに相談されたほうが早いかも知れません。精神状態が不安定との事ですのでお姉さまが精神科医を受診される事ができればそれも良いのですが、お姉さまを取り巻く家庭や経済の事情が不明な事と、ご相談のポイントからはずれますので割愛させていただきます。ちなみにカウンセラーという職種もあるのですが、資格や経験等にかなり幅がありますし、費用も健康保険外が多いのであまりお勧めはできまん。まあ精神科医も当たり外れというか相性のようなものが占める部分が多いので良医とめぐりあえるかどうかは保障できるものではないのですが、選択肢の一つとしてお考え下さればと思います。基本的にはお姉さまの言動を受容する事なのですが、長期戦になると思われますので、ずっとつきっきりで病状や患者の訴えに直面していると介護者が精神的に参ってしまいます。
2番目のご相談「生きる希望」について
これはなかなか難しい問題です。きっかけになる方法論をいくつかあげるのは容易な事なのですが、病状だけでなく個人差が大きい事柄なので掲示板上でいくつかの「可能性としての方法」を書くのは私には荷が重過ぎます。(スミマセン)健康な状態であっても家族であれ友人であれ、人生に絶望している人間にたとえ家族であれ他者が「生きる希望」を与える事は難しいと思われますがいかがでしょう。ひとつ言えることは、お姉さまが現在の状態を受け入れる時期がいつか来る事、そこから本人自身がどう生きていくのかは本人の意欲によるところが大きく、それをサポートするのが家族でありそれを職業とする人々です。もちろん治療やリハビリによって、現在の状態が好転する可能性もあることを忘れないで下さい。
最後に
fooさんに役に立つ回答になったかどうか、はなはだ自信はないのですが私が最初に書いた四肢麻痺になった親族の介護については、それこそいろいろな葛藤や辛さ、悩みがあり、ここには書けない程の試行錯誤や、ぎりぎりの決断を家族がしなければなりませんでした。時間が必要かと思いますが、まずfooさん自身が落ち着かれて今後の事を考えられるようになる事が肝要ではないかなと感じます。
お姉さまもご家族も、以前と同様の生活ができるようになるかどうかは誰にも予測できない事ですが、なんとか落ち着いた生活が取り戻せるよう願っております。
◆Q :
顔も見たこともない私に長文でいろいろ書いてくださり、それだけで本当にありがたく、勇気付けられます。そうですね、一緒にいて姉が少しでも安心してくれればいいと今は私も思います。
姉が自分をあるがままに受け入れられる日が来たときには、新しい世界が待っていると思います。そのときが来るまで見守っていきたいと思います。
◆A3 : [きりん]
全国失語症友の会というNPOがあります。失語症の人たちが集まって(家族も含めて)リハビリやったり、いろいろ活動しているようです。失語症の人への接し方などホームページにも載っているようです。同じ悩みを抱える人たちの会だと思うので、ご相談してみてはどうでしょうか。
◆Q : [foo]
先日姉が転院し、リハビリを毎日がんばっています。自宅に帰ってきたときに本人含め戸惑うことの少ないように早速今から、友の会のホームページを見させていただきます。有り難うございました。