No.24371 失禁を隠す癖に対する対応の仕方。
質問(相談内容)
■ Q :
90歳になる祖母のことなのですが、最近失禁の回数が増えてきたようで、トイレの入り口に水溜まりができていたり濡れた下着やズボンを部屋で見つけたりします。足が少し悪いのですが歩行もでき認知症もありません。性格的にも「ありがとう」や「ごめんね」という言葉をよく使う穏やかな性格なのですが、失禁に関してだけは自分でも認めたくないのか汚れた下着や衣類をそのまま引き出しに隠して失禁したことは絶対言おうとしません。また、隠してた下着や衣類を見つけて洗ったり明らかにおねしょをしたであろうときは布団の臭いでわかるので寝具を換えたりすると、気まずいのか自分の殻に閉じこもったようによそよそしくなります。以前に母(祖母の娘)が「年をとれば誰でもあることなんだから何も恥ずかしがらなくてもいいんだよ」と言うと「そうだね」と笑っていたそうなのですが、その言葉とは逆にどんどん意固地になっていってるように思います。本人が触れて欲しくなさそうなので黙って片付けているのですがそれもあまりよくないようなので、どうしたものか母と頭を痛めています。なんとか祖母を傷付けないでうまく対処する方法があれば教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願い致します。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
認知症では無いという事ですので、やはり御自身でショックなのでしょう。また、世代もあって羞恥心は強いと思います。あくまでも私ならですが、洗濯用のバケツに水を張り洗濯洗剤を予め入れておいて、「今度下着や靴下など洗濯するものがあったら、ここに入れて置いて下さい。つけ置き洗いした方が汚れが落ち易いし、電気代や水道代など洗濯にかかる費用の節約になるから」とかなんとか、濡れた物だからと言う事を感じさせないような説明(本人の自尊心が傷つかない説明)をします。水入りバケツなら、尿で濡れても入れてしまえばお漏らしはわかりませんよね。
あとは、紙オムツでなくても今は普通のパンツに尿漏れ防止機能がついていたり色々ありますので、下着自体をそういう機能の物に変えたり、シーツなどの寝具は、天気がいい日であれば「今日は天気がいいからシーツを洗おうかな?」などと言いながら家族全員のを洗います。ウチの場合は認知症で遠距離なので、帰った時にシーツなどは洗う(数ヶ月洗わない)のですが、数日は私もそこに泊まるので、帰る日の朝や天気予報を見てその前日の朝かに、自分のと母のと全部洗います。
私の方は2〜3泊という日もあるので1〜2日しか使わないのですが、やはり「ついでだから洗っちゃうね」とか言って洗ってきます。失禁問題は今の所無いのですが、いずれそうなったらこういう風にするだろうと思って書きました。布団には老人用の失禁パッドをシーツの下に敷いてしまうとは思いますが・・・。
◆A2 :
我が家の場合は「年をとれば、誰でも・・」というよりも、話の折に女性は(尿漏れ)起しやすいんですって。若い20代の子でも悩んでる人案外多いんですって。特に、出産経験のあるひとは特に筋力が低下してるかららしいよ」と、「年齢関係なく悩んでいる人は多い」という風にしました。
実際、中々表面に出せないことなので、アメリカでは「沈黙なる苦痛」というのだと聞いたことがあります。認知症はないとのことですので、「水いりバケツ」を置くのもいいかもしれません。
できれば「家族の靴下」などをダミーで入れておくのも「一番乗りじゃなくて」いいかもしれませんよ。シーツなども「みんなの洗うから」って。あと、敷き布団に尿臭が染み付いている場合、できれば新しいものに変えたほうがいいかもしれません。義母は認知症でしたが初期の頃布団での失禁も多かったため、思い切って「洗濯できるタイプ」のものに交換しました。そのせいか、布団を替えてからは「オネショ的失禁」はなくなりました。以前、布団のメーカーさんに「子供はオネショするからってオネショの布団をそのまま使い続けたり兄弟でつかったりするけど、やめたほうがいいよ。寝ている間に臭いを吸って尿意を催すこともあるから」といわれたことがあります。シーツを洗っても布団自体に臭いが付いてると、意味が無いそうです。
あと、うちもトイレ前や布団などに「みずたまり」が出来たので「義母エリア」の「尿スポット」には大判のペットシーツなどをあらかじめ敷いて貼り付けておきました。処理する手間が短いとこちらのストレスも少し減りますから。小さいレギュラーサイズだと100枚で千円以下で(ホームセンターなどで)ありますから、一つ購入しておくと尿処理のときの水分吸収などもタオルよりよくていいですよ。
◆Q :
アドバイス頂いたとおり、バケツに水と洗剤を入れたものを洗面所に置いといて「下着とくつ下はこれからはココに入れてね」とお願いし、私や母もそこに入れるようにしたところ、隠す頻度が減ってきたので、バケツまで持って行くのが面倒くさいこともあるのかもと思い部屋に「洗濯物入れ」として蓋付きのバケツを置いたところほとんど隠すことはなくなりました。防水シートやペット用シートも要所要所で使ってみるとその便利さにビックリです。尿漏れパッドは「これから寒くなるとトイレが近くなるから万が一の備えでしてみたら?」と勧めてみたところ、寝るときに使っているようで本人も快適なようです。その姿を見ると、まわりが悩んでた以上に本人も悩んでいたのだなとつくづく思いました。本当に貴重なアドバイスをありがとうございました。また相談させてもらうこともあると思いますが、その時はぜひまたよろしくお願いします。
◆A1 :
よかったですね。バケツの付け置きは、アルツの母が自分の洗濯物について行っています。そこからヒントを得ました。明日は我が家でも起こる事・・・。なので他人事ではなく真剣に考えました。
また一緒に色々な事を考えながらお互いに状況を乗り越えられたら・・・と思います。
◆A3 :今後どんな状態になるにせよ、まずはあなた自身のストレスがたまらないことが大切ですよ。介護は介護している方が一番不幸になります。楽しく介護することは不可能かもしれませんが、ある部分は 事務的に処理することも必要です。その上でストレスだけは溜めず、時間をつくって 楽しい時間もして下さい。