No.24361 難病の妻の在宅介護。

質問(相談内容)
■ Q :
私は60代半ば、入院中の神経系の難病の家内の在宅介護を検討しています。家内は今、寝返りをうてず、両手も肩より上に上がらない状況です。車椅子とベッドの上での生活です。在宅介護は、それほど、構えなくても、可能なものでしょうか。介護の場合、ヘルパーさんと私だけの対応となりますので、正直、怖気づくというのが、本音です。
在宅でも、こうすればできますよ。というようなアドバイスがいただければ、嬉しいのですが。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
母が多発性硬化症で寝たきりのため介護をしています。27歳です。うちの母も寝返りはできません。右半身麻痺で、ベットに横になった状態で、ゆるいバンザイのように腕を上げることができるのですが、再発後の後遺症のため左腕の自由が利かず、以前は自分でベットの頭部分を上げたり下げたりしてもらい、自分でペットボトルのお茶を飲んでもらっていましたが、今はできません。再発の後遺症で、目も濃いサングラスをかけたような感じで、多少虫食い状に明るい部分があって、人はシルエットとしてしか認識できないそうです。車椅子でご飯は食べてもらっていますが、移動全介助。食事は配膳すれば、自力で食べてくれます。排尿カテーテルをいれています。
うちの母の一週間介護看護スケジュールです。
参考になればいいですが。
月 訪問看護 ナースに浣腸、入浴してもらいます
火 訪問看護 ナースに浣腸 ベット上で洗髪
  夜 訪問リハビリ
水 訪問看護 ナースに浣腸、入浴してもらいます
木 訪問科 歯科衛生士さんによるケア
  訪問看護 ナースに浣腸、入浴してもらいます
  夜 訪問リハビリ
金 訪問看護 ナースに浣腸、入浴してもらいます
土 訪問看護 ナースに浣腸、入浴してもらいます
  夜 訪問リハビリ
日 家族
という感じで、フルに使えるものは使っております。あと2週1回、地域のかかりつけ医訪問診療にもきてもらっています。ヘルパーさんの導入も考えたのですが、今のところナースの訪問看護でことたりてるので今は利用していません。多分母は、多発性硬化症のなかでは重度なほうだとは思うので、色々使っています。奥様の状態によったら、ここまで使わなくてもいいと思いますし、ナースじゃなくてもヘルパーさんでもいいと思います。もっと細かいことが聞きたい!ということであれば、色々ツっこんでください(笑)介護は長くなると思われますので、周りのケアマネさんやナースさんには家族の負担が減るようにという体制でいてもらっています。あなたご自身も体調を壊されないよう、周りの使えるものは、どんどん使ってください。あ、ベット介護保険でレンタルで
左右に体位変換ができるエアマットを使っています。その前は、床ずれ予防マットレスを使っていました。

◆Q :
大変ご丁寧なアドバイスありがとうございます。お若いのに、その行動力に感動しています。実際、よく状態の悪いお母様を介護をできるなというのが、実感です。夜の介護生活などは、どのようにされているのでしょうか。睡眠は、取れるのでしょうか。

◆A1 :
一応家族構成なのですが父、母、私、弟の4人家族で、メイン介護者が私で、サブ介護者が父という感じです。弟は4月から新社会人なので、愚痴きき係です(笑)夜は、数ヶ月前は過酷でした。母本人が目がみえないため、時間もわからないし、痛いところは痛いし、やってほしいことが色々あるというのが昼夜かまわずで、夜は父がメインでみてもらっていたのですが数分おきに起こされた日もありました。今は睡眠薬(正しくは睡眠導入剤)のレンドルミンを服用してもらって、起こされても朝方なので父の負担もだいぶ減ったようです。まあ、今朝は7時に起こされ(普段の起床時間が8時か9時くらいなので、もうちょっと寝かせてよ!って感じでしたが)ベット上で浣腸しましたが(笑)体位変換しなくても、母は今のところ重度な床ずれはありません。というか、赤くもなっていません。昼間、食事のときは車椅子に座って食事してもらったり、あと横向きに左右に体位変換してくれるエアマットを使っています。タイマーがあって、15分おきに40度傾くとか30分おきに20度とか色々あります。一度設定するとエンドレスです。以前は床ずれ予防の一番やわらかい耐圧分散のマットレスでしたが、それでも床ずれはほとんどできませんでした。できたらできたで、治したらいいんです。あと体位変換も大事でが、床ずれに一番いいのが栄養状態がいいことです。脂肪があれば、床ずれはひどくなりません。脂肪があれば、骨とマットのクッションになります。参考になったら、うれしいです。奥様も大事ですが、ご自愛してください。使えるものは使ってなんぼですよ。もちろん私も使ってもらってオッケー☆⌒d(´∀`)ノです。

◆Q :
体位交換が、可能なマットレスのご本人の使い勝手はいかがですか。もし、よいようでしたら、メーカ名、型式おしえていただけませんか。よろしくお願いいたします。

◆A1 :
介護保険でレンタルしているのですが、体位変換ができるエアマットは「クレイド」実物は MCRD・MCRD91 ノーマルタイプです。その前は床ずれ予防のマットレス「ソフィア」MHA1083を使ってました。両方ともメーカーはMモルテンです。母の使い勝手というか、感覚的にはあまり大差ないように思いますが、特にマイナス面もないので使っています。奥様は現在介護保険は使われていますか?

◆Q :
まだ、介護保険を利用できないので、購入しようかなとも考えています。ケープ社のものも調査してみようと考えています。

◆A1 :
そうですか、でも購入となると高いですよね。それに状態が変わった場合、また違うベットを再購入となるので、レンタルのほうがいいように思いますが。実は私の母は「多発性硬化症」で介護保険を使えるようにはしていないのです。多発性硬化症の治療の副作用でステロイド糖尿病(やったと思います)で介護保険の第2被保険者の該当です。40歳から65歳未満の方でも以下の特定の病気にかかっている場合は、サービスを受ける事ができます。
ただし、健康保険国民健康保険などの医療保険に加入していないと対象となりません。
筋萎縮性側索硬化症後縦靱帯骨化症骨折を伴う骨粗鬆症シャイ・ドレーガー症候群・初老期における認知症脊髄小脳変性症脊柱管狭窄症早老症糖尿病神経障害糖尿病腎症・糖尿病網膜症・脳血管疾患パーキンソン病閉塞性動脈硬化症関節リウマチ慢性閉塞性肺疾患・両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症・癌の末期
糖尿病神経障害介護保険の申請をしたと思います。何か該当するものはないでしょうか?病院のソーシャルワーカーさんと、在宅介護にあたって相談されていますか?もうされているなら大変失礼な質問ですが、色々大変だとは思いますが、いろんな人に助けを求めてくださいね。

◆A :
介護保険に該当する難病ではないので、レンタルは、難しい状況です。有り難うございました。また、アドバイスお願いします。

Q&Aを検索

「介護110番事典」の利用規約に準じてご利用下さい。