No.24351 末期癌の母の看護について。
質問(相談内容)
■ Q :
先日母が手術を受け末期癌で余命3カ月と診断されました。担当医の説明では、抗がん剤治療などつらいだけだからやらない方がいいと言われたので、退院後は緩和ケアがメインになると思われます。
あと10日ほどで今の病院は退院しなくてはいけないようなのですが、その間に今後の看護(介護)についての方針を決めなくてはなりません。ケースワーカーの方に自宅近くの病院を紹介していただいたりするためで、その方に相談は出来ないそうです。(担当医の話し)
退院直後は一時的に回復するけれど、1カ月くらいで急に悪化する可能性が高く、食事が出来なくなったり起き上がれない状態になるだろうと言われたのですが、父はできるだけ家で看護したいと言います。私も姉妹も別に暮らしており仕事もあるので、高齢の父(とても元気ですが)に頼ってしまうのも、在宅で看るというのも何かあった時のことを考えると心配です。緩和ケアだとモルヒネの投与等になるのだと思うのですが、在宅の場合往診でそのような対応をしていただけるのでしょうか?兎に角急なことで、知識もないので困っています。とりとめのない書き方で申し訳ありませんが、ご意見を伺えたらと思います。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
緩和医療を訪問でやっている医院や診療所などがあります。医師の訪問は勿論、看護師の訪問もあります。医師の訪問での医療行為や、医師の指示で看護師が看護ケアにあたります。緩和ケアは苦痛の除去に努め、患者様に余生を「その人らしさ」を出来るだけ保った形で有意義に過ごして頂く事が目的です。誰でも日常を穏やかに過ごしたい、緩和ケアの目的や使命はそこにあります。今の病院との医療連携をキチンとして頂ける、よりお母様にとりまして良い訪問医療を提供してくださる機関が見つかると良いですね。良い医師やコメディカルに恵まれますようお祈りしています。
◆Q :
父ともきちんと相談して、訪問医療→入院までケアしていただける医療機関を探したいと思います。
◆A2 :
私も末期がんの母を在宅介護しました。お医者さまの言われたとおり、元気になって食欲も出てきて
家族みんながホッとしたのもつかの間、その後ほとんど寝ていて、痛みや苦しさを訴えるましたね。
在宅介護をするにあたっては、本当に信頼できるお医者さまを見つけること、時間がかかってもお医者さまさまではなく、お母様のことを一番に考えてくれるお医者さまを見つけることがポイントになります。またもう家では介護できなくなった時に、保険として入院できる、病院を確保しておくと気持ち的に楽ですよ。うちの場合は、在宅介護で最期まで過ごせましたが、途中結構つらいことがありました。なので、お父様ひとりではなく、ほかの方も支えてあげられないときついと思います。介護保険も使って訪問看護や家事支援を上手に利用して1時間でも息抜きできる時間を作ってあげてください。本当はいけないのかもしれませんが、「とりぶーの在宅介護」というブログを以前にやっていたので、お時間あったら見てください。同じ立場の方に少しでもお役に立てればと思ってやっていました。(最近は全然更新していませんが・・・)
◆Q :
あの後、家族や執刀医、以前の担当医も含めて色々相談し、退院後の通院や急変時の入院について決めることができました。在宅時のケアも介護師や訪問診療をお願いするよう、動いています。こちらに相談してアドバイスをいただくことができ、気持ちの上でもとても助かりました。助言してくださったみなさんありがとうございました。大変なのはこれからですが、家族で頑張ります。
◆A3 :
私は癌で母を亡くしたばかりです、3ヶ月と聞いてうらやましく思いました、知らされずあっという間に逝ってしまい後悔ばかりです。介護の認定がおりた時はもう居なかった。つい老人だからまだだ大丈夫と言い訳していました。母は1週間位は食べたいものをどんどん言ったので3種類くらい用意して選んでもらいました。あと喜んだのは足浴です、気持ちいいみたいで結局1回だけでしたが嬉しそうに看護婦にも話していました。辛いと思いますが医療は専門家ですが、家族として何でもしてあげて下さい。私はたった1人でしました、父は年老いて母が知らせるなというので、最後は知らせましたが。
◆Q :
術後「あと3カ月。」と言われてからもうすぐ1カ月が経とうとしています。「家族として出来ることは何でも」本当にそうですね。自分が後悔しないためにも。
◆A4 :
お母様のご様子は如何でしょうか。私は昨年の1月に父を末期癌で失いました。秋に癌が見つかったときには余命3ヶ月、治療の方がなく10月末に退院したときは年越しは難しいという状況でした。
最後まで自宅で看取れましたが、それが最善であったかは今もわからないでいます。けれど、入院中「家に帰りたい」という思いは父の場合は強かった、お母様も家にいるという安らぎは何にも代え難い歓びではないかと思います。お母様とご家族の幸せな時間が少しでも長く続きますように。
介護の知識は今も素人同然ですが、父が私の腕の中で逝った時に大事な何かを得たような気がします。今という大切な時間を、お母様のために使ってあげてください。