No.24324 口腔機能向上サービスの提供の仕方。

質問(相談内容)
■ Q :
口腔機能向上サービスを実施している事業者のみなさん、具体的にどのような内容で提供していますか?当方は通所リハビリで、嚥下体操、食事時の姿勢確認、食後の磨き介助(「指導」と言えるほどのものでなく、見守り程度)、くらいです。アセスメントもいまいちきちんとできているのか自信がありません。つまりそれに続くプランニングもいまいちなものとなっています。モニタリングを行いますが、特に変化もなく、このまま加算をとっていてもよいものなのか、迷っています。事業所としては、増益につながるので、切るわけにはいきそうにありません。研修に参加するなど、勉強の余地がまだまだあるのですが、みなさんのお話を参考にさせていただきたく思います。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
直接の回答ではありませんが‥。私の勤務しているデイケアでは口腔機能の加算をつけている利用者はいません。しかし、嚥下体操もやってますし、必要な方には口腔ケアの介助もしてます。なぜ加算を取らないかといいますと、てねらめんてさんのご意見の通り「はたして加算に値するサービスなのか?」という疑問が払拭できないのが理由です(個人的には加算を取れるサービスって、口腔に関しては科医とか歯科衛生士が関わるレベルにならんと発生しないって思うんですよ)。しかし、事務方や経営サイドは「取れる加算は全部取る」的な主張をしますよね。ウチもそうでした。そこで我々現場サイドでは加算を取るための労働力(書類の作成や評価、モニタリング等々)と加算による収入を比較し、「かえって、(加算を取ろうとすると)経費がかさむじゃん」的な提案を事務方、経営サイドにぶつけました。さらに、今後の行政の動きの予測や行政指導及び監査におけるリスクなども併せて提案しましたところ「加算は積極的にとる必要なし」の方針で決着しました。と、ここまで書いててねらめんてさんが経営サイドの立場の可能性もあることに気がつきましたが‥。参考にならないかもしれませんが書いちゃいました。

◆Q :
なるほど、事務方に説得力ある数値を提示できるなんて、すごいですね。口腔機能向上加算は、1ヶ月につき200円の利益でしたっけ。どのような計算で、サービス提供したほうが「赤字」との結論を導き出せたのか、興味深いですね。現在私たちの事業所も経営者の「加算取りなさい」という指示でしぶしぶやっています。利用者さんのためになっていないサービスなら、まめさんのような提案をきっちり行っていく必要がありますね。

◆A2 :
私は介護予防デイケアをやっていますが実際にはやる人がいなくて困っています。1月途中から歯科衛生士がくることになりましたが、その方とどうかかわっていけばいいのかわかりません。食前には口腔体操や、レクでの吹き矢などは行っていますが・・・。加算をとるにはどうしたらよいのでしょうかね。私の方もわからずすいません。

◆A3 :
デイケアのある施設に勤める歯科衛生士です。きちんとアセスメントはしていますか。変化のないのはアセスメントの取り方に問題があるのではないでしょうか?また、プログラムの内容をひとつひとつきちんと利用者に説明し理解して実行してもらっていますか?簡単な内容ですが、いい加減にやったのでは効果はでないでしょう?続ければ地味なことですが効果はありますよ。嚥下体操の意味は理解し伝えていますか?例えば舌の体操はどんな理由でやっていますか?利用者によってポイントとなる体操は一人ずつ違いますよね。の汚れている部分は把握していますか?舌の汚れは?唾液のようすは?どうでしょうか?食事の姿勢もテーブルといすの関係、誤嚥しない姿勢、磨きのときは、適切な道具か、工夫して無理なくできるように考えているか、汚れの残りやすいところなどの指導はしているか?この加算の意味について理解し勉強し、この加算の詳しい科関係者に聞き、それでも疑問があれば、加算を行って効果のあがっている施設などに見学に行ってみるとか、どうでしょうか?教えるかとは簡単ですが、意味をわからず行っても効果も上がらないし、仕事していても面白くないと思います。この加算は科医の熱い思いから始まったものです。そこのところをどうかご理解いただき、加算のことばかりでなく、利用者のADLの維持向上につながるようにすすめていただきたいと思います。

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