No.24303 起き上がり介助のポイント。
質問(相談内容)
■ Q :
母82歳(骨粗しょう症)が、ベッドから降りて下に横になってしまうと、筋力がなく、ひとりでうまく起き上がれません。介助する父の筋力も落ちているので、本人の残存能力を使って、介助者の負担が軽い、介助方法があればお教えください。床から起こして、ベッドにあげるまで。仰向きに寝ている場合、うつむきに寝ている場合、(どちらから起きるのがベストか)の対応をお願いします。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
私は両手足が殆ど利かない82歳(47L)の母を介護しています。うちは横になる時は必ずベッドで、座るのはイスなので,ベッドから降りて床に…という状況はないのですが,うまく立たせる事ができなくて座らせてしまった場合の方法です。まず足を前に伸ばして、お座りした状態になってもらいます。次に両足の裏を床につけて膝を立ててもらいます。このとき靴下を履いていて滑るようなら脱がせます。その状態で私は前から抱きかかえ,母にはできれば私の腕をつかんでもらいます。(腕以外の何かにつかまろうとされると、かえって大変です。)イチニのサンで、立ち上がらせます。
◆Q :
早速のご助言ありがとうございます。母は、床に寝てしまうと、腕や足に力が入らず、自分ではどうすることもできないようなのです。もちろん、いつもこうではありません。ちゃんと起きられることもありますが、タイミングが悪くへんな姿勢になったり、そのとき筋力が衰えていたりするとこうです。あおむけやうつ伏せになって、もがいているらしいのです。こんな時はまずどうすればいいですか?上半身を起こして足を投げ出した状態にするのでしょうか?上半身のおこし方は、前から手をひっぱるより、後ろから介助者のからだを入れていくほうがいいのでしょうか?足をなげだした状態にしてから、ひざを立たせられないときはどうしましょう?この状態からベッドにのせるのはとても困難ですが・・・。
◆A2 :
私も似たような状況で悩んでいます。私は認知症の父の介護をしているのですが、足腰の筋力が低下してしまい、床に大の字に倒れてそのまま起き上がれなくなることがとても多いんです。
父は、体重が80キロ以上もあってとても重たいので、私一人の力ではとても動かせないんです。もし器具を使わずに起こせる方法を…ということであれば、仰向けの場合、ひまわりさんのようなやり方が一番いいんでしょうけど、正直ちょっと介護する側の力は必要です。私の場合は父がすんごく重たいので、うつ伏せにしてしまいます。
うつ伏せにした状態でまず、膝のみを立たせます。そこから腕を立たせて四つんばいにし、そこから片膝を立てて、その状態でわきの下に手を入れて上半身を支え、逆の腕でズボンのベルトの辺りをつかんでせーの!で持ち上げて、おしりから車椅子やベッドに座らせてあげる感じです。介護される人に力がほとんど入らなくても、介護する人がなるべく少ない力でなんとか出来ないか…。といろいろ工夫して、今の方法にたどり着きました。
当然力は必要ですが、私の場合、仰向けでは無理でしたがこの方法でようやくベッドに座らせてあげられるようになりました。介護用品に関しては、業者さんやケアマネさんにも相談したのですが、リフトは、リフト本体部分は介護保険でレンタル出来るのですが、ネット?の部分は購入になるそうです。(しかも結構いいお値段なんです?)
ウチの場合は、今年度既にポータブルトイレを買ってしまい、購入の枠を殆ど使い切ってしまっているので利用を見合わせたんです。それで業者さんが電動昇降座椅子を試しに持ってきてくれました。これに座らせられたら座らせて、座ることが出来なかったら、腹ばいでも何でも椅子の上に本人を乗せ、その状態で座椅子を持ち上げて座った状態にし、そこから車椅子やベッドに移乗させてはどうか…という事でした。まだ我が家に到着したばかりで一度も試していませんが、今夜か明日、旦那と一緒に試してみようと思っています。(私一人で試すと、キケンなので)試しに操作してみた感じだと、わりといいかな?という感触でしたよ!
◆A1 :
まず上半身を起こした状態で、足を伸ばした状態にします。母の場合はうつぶせになることはありませんが、もしうつぶせの場合は、コロンと転がして仰向けにします。上半身の起こし方は、母の場合は肩が痛くて、腕のみを引っ張るわけにいかないので、私の片手を母の背中(首のすぐ下辺り)に当て、もう片方の手で母の片腕をつかみます。介護される側が膝を立てて足の裏を床につけたら(体育座り状態)、両脇に手を入れて足に力を入れてもらい立つように努力してもらいます。ある程度立ち上がったら、母の胸と私の胸がぴったり合わせるようにして抱きかかえます。床に寝転がった場所がベッドから遠い場合は、起き上がる場所に車椅子を置いておきます。
(母は家の中でも車椅子です)ただ、先ほどは気付かなかったのですが、母の場合はおそらくたまさんのお母様より身体は動きませんが、認知症がなくこちらの言うように頑張ってくれるので、少し事情が違うかもしれません…。先ほども書きましたが、介護される方の体重や身体の動きがどの程度できるかで違いはあると思いますが
さくらんぼさんの方法とともにあれこれ工夫して、一番良い方法を見つけてください。ちなみに小回りの利く車椅子は便利ですよ。タイヤの前後に小さいタイヤが付いているのですが(全部で6輪)、スロープをつけなくとも部屋の段差もスイスイ行けますし、狭い場所でも方向転換も楽です。私はお風呂やトイレも目の前までこれで連れて行き、抱っこして移動しています。ご参考までに。
◆A3 :
介護リフトや電動昇降座椅子の利用はいかがですか?本人の残存機能を活用したい。と、いうことであれば、たちあっぷ等の手すりの使用を検討する事をお勧めします。詳しくは担当の介護支援専門員かお近くの地域包括支援センターへご相談ください。