No.16405 扱いにくい老人の介護度を下げた施設に怒ってます。

質問(相談内容)
■ Q :
性格的に扱いにくいため、介護度を下げて、自宅へ帰した施設に憤りを感じます。介護度2からイキナリ要支援。即刻施設から出て行って欲しいと言われ、自宅の用意もままならないまま、要支援用の施設利用も断られました。ケアマネに訊ねるも、別の施設のケアマネを探してくださいと。退所後、再申請したところ、要支援から直ぐに要介護2に。一度退所させられたので、空き待ちです。どこへ苦情を言えばいいんでしょう。市役所へも苦情を言えない状態です。

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
普通は扱いやすい・扱いにくいの区別をすることはなく受け入れた以上は退所はありえないと考えます。ただ、有りうるとすると、他の利用者に迷惑をかける、扱いにくい家族である、これらの時は色々理由をつけて退所になることもあろうとは。施設の運営・日常の介護の妨げになるためです。これらのケースに該当しませんか?

◆A2 :
苦情は県の介護保険担当課または国保連の苦情窓口です。施設のパンフや重要事項説明書に書かれているはずです。電話より、今までの経緯を文書にして、出される方が効率的かもしれません。もちろん実名を出されて、不利益を受けた部分については詳細に書きます。その文書を同時に市の介護保険担当課へも出されると良いと思います。こういうものを県または国保連に出しましたと一筆添えられて。私の県にはこれ以外に第三者委員会のようなものがあり、きちんと訪問調査してくれ、必要な場合は市や県に改善を勧告してくれます。

◆A3 :
我が家も以前介護度が下がった時、何で下がったのか色々と調べました。区役所介護保険課にも経緯について問い合わせたところ、あまりにも誠意の無い対応。これ以上ひどければ県に申請を出すと区(市)側に一言陳情した途端に区側の対応が変わりました。我が家は脅しに使った訳ではなく、話し合いで決裂した場合、すぐに提出するつもりで用意していた物を見せたのですけれど・・・。苦情申し立てはきちんとした対応が望めます。

◆A4 :
認知症の方の要介護度が施設利用で、介護度が下がることはありえます。在宅なら徘徊異食行為・トイレ誘導など常に本人を見守ることができないため発生する問題が、施設を利用することで無くなる。介護保険は病気の判断ではなく、人がどれだけ本人を介護をしなければならないかで判断されるため、生活の状況で介護度が変わってくるのです。
認知症でない方で骨折入院した場合は、おむつ利用やベッドでの食事・磨き等行い、自分でできる入浴の洗体をしてもらっただけで介護度が上がるパターンもあります。介護保険の仕組みがおかしいと思います。

◆A5 :
施設の利用者さんの中には確かに扱いにくい方もいらっしゃいますが、よほど暴力行為がひどく、介護員やほかの利用者さんの安全を確保できない場合は退所願う場合もあるようです。私の知っている施設でも過去2年の間に1名だけいらっしゃいました。でもご家族のことを思うと、なかなか言い出せないのが施設側のようです。国の制度は臨機応変に(?)変わるので、要介護2でも施設が利用できなくなる日もくるかもしれません。
現場では介護2・3の利用者が一番手間がかかるし、目は離せないし、大変なんです。だから見てあげたい。でも施設として収益率の高いのは介護5。保険制度が間違ってると現場の人間は思っています。でも国は老人が増えすぎて収容できなくなる、介護保険でまかなえなくなるとなれば、利用枠の引き上げくらいするのでは。最後の手段は親とは別世帯にして親は生活保護にすることでしょうか。ちなみに私たちの母は別世帯でしたので、抗がん剤の治療費が月3万前後。高額療養費の委任払い制度を利用しました。医療保険介護保険との違いはあるでしょうが、親を別世帯にして、生活保護が受けられるなら、支払いの心配はなくなると思います。

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