No.15004 強く依存的する認知症の姑に恐怖!

質問(相談内容)
■ Q:
私は認知症の姑の世話をしているものです。このごろ認知症の姑に対して、ほかの家族からの暴力があるためか、姑が激しく私に甘えたり依存するようになりました。私自身腹は立たないものの、依存がひどいので、とうとう姑に恐怖を感じております。土下座してお願いします。ひとりの時間をくださいといいたいです。どうして、ほかの家族は・・自分の母親であるのに、しかも、あんなに小さくてか弱い姑に暴力をふるうのでしょうか・・・。どういうことかさっぱりわかりません・・・。(2002年)

回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
介護職に就いているので、幾分お役に立てれれば幸いです。認知症の姑の方を介護されているということで、さぞ大変なことでしょう。文章を拝見しますと、ほかの家族からの暴力があるのでお義母様があなたに依存していて、困るっているということですね。まず、大事なことは嫁姑の関係が良好かということです。また、ご家族の方(親戚も含みます)が認知症という病気を良く理解しているかということです。そして、介護認定は受けていますか。もし、介護認定を受けていないのなら早急に申請しましょう。主治医を見つけ申請に必要な意見書を頂いてください。お姑さんが、あなたに依存してしまうというのは、あなたが優しく接してくれるということがわかっているからだと思います。
身内の方を一度集めて話し合いの場を持たれる方が良いかと思います。認知症といってもいろいろです。いずれにせよ、ご家族や身内全ての方が病状、進行状況などを理解しなければご家族の方のほうが「どうしてできないの。どうして私(娘、息子)だとわからないの。」と納得できず暴力を振るってしまうというケースはいくつもあります。昔から認知症というものは存在していますが、身内の恥と思われ「廃人」あるいは「きちがい」と思われていますので、それもありきっと納得できない、認めたくないというお気持ちがあるのでしょう。参考になると思うひとつの本がありますので是非お読みになって見てください。「ふれーゆ痴呆老人介護」というタイトルだったと思います。
記憶が定かでないのにお勧めするのは非常に申し訳なく思いますが、ぜひ探してみてくださいね。

◆Q :
アドバイスどうもありがとうございました。介護認定は申請中なんです。これがとれればサービスを利用しようと思っています。暴力の件は、主人の話だと、話し合っても無駄だということです。認知症とわかっていながらも、怒りや憎しみの方が大きいのだそうです。認知症になる前から、姑はたびたび問題を起こしていましたから・・。私もあきれていました・・。けどそれはそれなんですけどね・・。もっと私に忍耐力があれば、万事うまくいくのになって申し訳ない気持ちです・・・。ご紹介いただいた本を読んで、少しでも何かヒントをえられたらと思います。うまく文章がまとまらなくて・・すいません。でもとても感謝しています。ありがとうございました。


◆A1 :
話し合いの余地はないということですね。そうですか。とても残念なことですね。認知症老人の方を在宅で介護するということは、とても大変なことなのです。もちろん、暴力、暴言、放尿、放便、便いじりなど多種多様な問題行動が出てきます。勿論、認知症の種類によっても多少は変わってきますが・・・。認知症となる以前から幾度と無く問題があったとのことですが、最悪の場合、今よりももっと凄いことが起こりうるかもしれません。もし、問題を起こしていたというのが性分であれば、なおさら。以前からとはいつ頃からでしょう。若年性アルツハイマー認知症という病気もあります。これは、平均して50歳代から発症します。アルツハイマーでなくても、ほかの認知症でも該当します。はじめから無駄と決め付けず、最悪のことも考えて今からきちんと話し合いをとるべきではないでしょうか。大変、生意気なことをいって申し訳ございません。ですが、話し合いを持つことは、非常に大切なことなのです。在宅介護は、外部の人間や組織を受け入れそれを理解し、ご家族の方は認知症という病状を正しく理解して生半可な気持ちでは出来ないと云う事をどこか、心の片隅にしまっておいていただければと思います。頑張ってください。

◆Q :
アドバイスありがとうございます。姑は61歳で、アルツハイマー型の認知症です。症状が出始めたのは2年前くらいです。認知症になる前は、お金に執着がある人でした。そして、持病があったためか何もしないで昼間から酒を飲み、時には意識を失って脱糞していたこともあったそうです・・・。口を開けば、憎まれごとや文句ばかりいい、お友達もいない・・そんな孤独な人でした。ですから、身内にも人気がないわけです・・。何をすすめてもイヤとしかいわない。これは今でもそうですね。とにかく自己中心的な性格です。姑がそういう性格になったのには深い事情があるのだろうし、ほんとうはあまり悪口はいいたくないのですが、これが私から見た事実です。在宅介護は、やむをえなくという感じです。施設には入所させたくないというのが周りの気持ちです。ギリギリまで自分たちでみていこうということです。でも、実際手伝ってくれることは少なく、昼間はわたしひとりでみている状態ですから、今後どうするかは思い切って話し合いしてみようと思います。主人が俺がいってやるといってくれましたので・・。それに、わたしも限界に近い状態ですから・・・。アドバイスがなかったら、わたしひとりで何とかしなきゃと思い込んでしまうところでした。これからどんな症状が出てくるかわからないし、余裕の無い介護は、姑にとってもよくないですよね。今後のことは、きちんと話し合いしますね。本当にありがとうございました。

Q&Aを検索

「介護110番事典」の利用規約に準じてご利用下さい。