No.12207 初期認知症らしい母親を精神科へ受診させたい。
質問(相談内容)
■ Q :
76歳の母親。こどもの私は46歳。男、ひとりで介護しています。要介護3、身体障害3級です。もう30年近く、脳梗塞による右半身麻痺、言語障害、糖尿病、高血圧があり内科へ受診していますがそ、の内科ですらほとんど行きたがりません。発病以来ほとんど外出したことがなくほとんど自宅へ引きこもり状態です。以前よりお金に関する妄想的言動や気分の激しいむらがありましたが、ここ数年は頻度が増し原因もないのに、朝笑っていたかと思うと昼には怒り出すとか言う状態です。知り合いは梗塞による血管性の認知でまだら認知症かもしれないと言っています。時間・曜日はしっかり把握しているようです。精神科で一度受診させたいのですが、ひきこもり状態で連れ出す手段がありませんし、本人はどこも悪くないと思い込んでるようで病院など連れいく方法が思いつきません。精神科へ家族相談にいきましたが、やはり本人がいいないとどうしようないと言われています 当然ですよね。このような状況でどこへ相談したらいいか、どのようにして受診させればいいか、何かアドバイスありました教えてください。
回答(相談内容に対する回答とお礼)
◆A1 :
たまには美味しい物を食べに行こうとか、○○に行こうとか言って連れ出せませんか?もしそれで連れ出せるのなら、先に強引に病院に寄れないでしょうか。初診は大抵午前中ですから。そして、その後で食事をしたり約束をした事を実行して上げるというのはどうでしょうか。お母さんをだますような事になりますが・・。または、パソコンであたかも役所からの「高齢者健康診断」のお知らせのように文章を作って、それをお母さんに見せて「こういうのが来たから行かないと・・。」と説得出来ないでしょうか。出来れば総合病院のような大きな所が良いと思います。「精神科」の表示が無い所に(でも、精神科の近くに)お母さんに座って待ってもらい、あなたが精神科の窓口で手続きをし、呼ばれそうまであなたもお母さんと一緒にそこで待つとか・・。それとも、あなたが病院に行くのでお母さんも一緒に来て欲しいというのは?どうも頭の具合が悪いので一人じゃ心配だし途中で倒れたら困るから一緒に来て、と。で、あなたが先に診察室に入って事情を話したら後は先生がうまくやってくれるのではないでしょうか。「75歳以上の人は必ず受診することになっていますので丁度良かった・・」とか言ってくれるかも知れません。
◆A2 :
保健所へ相談して下さい。精神は保健所です。医師が訪問もして下さいます。
◆Q :
保健所へ相談に行きましたが、私の住んでいる市には往診してくれる医者はいませんとの事でした。地域の認知症センターに指定されている病院を教えてくれましたが、車で一時間かかる所でした そこへTELしましたがやはり本人を連れてきてもらわないとどうしようもないとの事でした それが出来たらもうずっと前に連れて行ってます。やはりなんとか本人を騙してでも連れて行く方法をもつけなければと思う毎日す。私自身がとにかく母親と少しでも距離をおきたい気持ちでいっぱいで、普段から日常会話すらほとんどしていません なんとか食事だけ作っているという感じです まして母親は体が不自由なので外食なんてとても行きません。今回のアドバイスは実行できそうにありません。
◆A3 :
我が家も介護認定が切れたまま二年以上たち本人が病院に行くことを拒否し困っていました。そこでおととい一日でいっきにやってしまった方法を話しますのでよかったら参考にしてください。
病院やケアマネージャーさんは事情について以前からよく理解していただいていますが、介護認定が切れてからはどうしても向こうも忙しいので足が遠のいていました。
1. 母が不安であれこれ変なことを言い出したのを契機に「介護保険の申請をしてサービスを使っていないのはこのあたりでうちだけだからとたびたび市や国(このお上からということをうちでは良く使います。怒りの矛先がこちらに来るのををかわす手段です)から声がかかってきているよ。」と母のあれこれにたいする返答にはくりかえしいっておきます。
2. ケアマネージャーさんとあらかじめ連絡を取っておき訪問してもらう。介護保険の説明書を置いていってくれ母に声かけをしてもらいました。こちらが母に伝えたのは「ケアマネージャーさんがたびたび電話してきてくれたけど返事がないので心配してきてくれるんだって。返事がないのはうちだけだそうよ。」(母は「来んでもいいのに」といいながらも見えたらお愛想笑いをしていました。)
3. 一ヵ月後のおととい「あまり病院に来てくれないので先生が顔を見に来てくださるんだって。今日の一時。」と10時ごろに伝える。こちらの病院の先生は往診をしないのですが、前回ケアマネの方が母の弱いと思っているところ(本当は精神的な部分だけれど本人は膝だと強く主張している。前回の医者の診断にも膝についての病名が付いているので・・・。不幸なことにその医者は転勤され新しいお医者さんに今回お世話になることになります。もちろん初対面。)を聞き取りリハビリの指導員と看護婦さんにきていただけました。
4. 「本日3時に病院から迎えの車をよこしますので是非来てくださいね。今いろいろの手続きをしておかないとだめなんですよ。病院に膝の治療の器具も揃っているのでその使い方も説明します。」で20分ほど身体を見たり立たせたりして帰って行きました。本人は立ち上がりがなかなかできない状態です。
5. 母はまたブツブツ言っているがまもなく看護婦さんとケアマネさんが車で迎えに来ましたので文句を言うまもなくのっていきました。
6. 病院ではまず長谷川スケールなど認知機能の検査。私は本人の見えないところでその様子を聞いていました。(そばにいると後でそのことの怒りがこちらに来るといけないと思ったのと、本人も家族に様子を知られたくないだろうとの気遣いからです)。陰で聞いていたらまるで何もこたえられなかったようでした。今は12月と言っていました。12月は自分の誕生日なのです(^^)。
7. その後院長先生の診察を受けるということで待合室で私と母が待っていましたら母の緊張は切れてかなりおかんむり。ついに初対面のお医者さんに会ったときには装っていた外面は跡形もなく暴言をはくなどすさまじいものでしたがお医者さんの意見書にはこのことをしっかりと入れていただけました。母はお医者さんから相当はっきり注意も受けて怒り心頭で帰ってきました。
8. 家ではその怒りがまず国の制度に向かい、その後なんでもきちんと話す医者ということで医者への信頼を本人にとりもどさせ、「関係のないことをいろいろ聞かれていやらしかった。」ということから自分のレベルも少し納得し、今は普通に戻っています。無事介護認定の手続きの難関だった医者との面談はクリアできました。その後のことはボチボチです。参考になるといいですが・・・。。
◆A 4:
私の祖父も、とにかく病院嫌いで、こちらがどんなに受診を勧めても頑として首を縦に振ってくれませんでした。もともと頑固な人でしたし、怒りっぽくもあったので、あまりしつこく言うとすぐ怒鳴られました。それでも、懲りずに「行こう?」と誘い、パソコンで「お役所からこんな紙が来てるよ」とニセ文書を作って見せ、先生から電話があったと嘘をつき、どうにかして連れて行こうとしましたが、どうやってもダメでした。数年前に多発性脳梗塞を患ってから、徐々に足元がおぼつかなくなってきました。今までも、何度か転倒しています。そのたびに、「何かあるといけないから??」なんて言ったんですが、どんなにケガをしても「行かない!」の一点張り。「お願いします! 私と一緒に病院に行ってください!」と土下座したこともあります。そんな病院に行かない祖父が、昨日、どうにか病院に行ってくれました。転倒して、あちこちにすり傷を作ってしまったのです。「大した事はない!」と言われても、何かあったらコトです。何度もストレートにハッキリと「心配なんだ」ということを伝え、「心配でご飯も食べられなくなりそう」とオーバーリアクションをし、「私も大丈夫だと思うけど、やっぱり先生から”太鼓判”を押してもらうと安心できる」と言い、最後に、「先生に”大丈夫”って言ってもらいに行こう?」と言って頷いたところで、「指きりげんまん」をしてもらいました。あくまでも「どこか悪いから治しに行く」のではなくて、「専門家から”元気だ”というお墨付きをもらいに行く」というスタンスで話をしました。そうしたら、あっさりと病院に行ってくれました。幸い大事無く、ホッとしています。