No.53293 アルコールと認知症

No.53293は質問(相談内容)です。

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No.53293:アルコールと認知症[HIRO]ID:qbeZSaej 2013/03/11 18:06
こんにちは、先日父が福祉サービスをう認めてくれないと相談をさせていただいたHIROです。


先日、父が精神科外来にて、受診しました。

脳波やMRIの結果を見ながらの診察でした。
父本人は自分の生活していた家に帰りたく、毎日毎日「俺を帰せ」の繰り返しでした。夕方になると膝を抱え、1時間も部屋の隅でうずくまっている生活せした。

私の子供達もそんな父を見て、不安定な感じが見え隠れ・・・・

その不安と父の様子でせめ担当医から 一人では無理で、区のサービスを受けるよう言って頂きたかったのですが、担当医からでた言葉は「アルコールによる認知症なので、お酒を飲まないのであれば、注意しながら、独居は可能」というものでした。

父は大喜びで家に帰る気満々で、私たちは唖然・・・


確かに私たちといる時はお酒は飲んでいなかったのですが、一人に戻れば、またお酒を飲でしょう。
アルコール性のものは、アルコールを絶てばある程度は回復するのでしょうか?

また、区の方から介護認定のための意見書が担当医に行くそうですが、担当医の独居可ということがどれほどの介護認定に影響するか不安です。

セカンドオピニオンのような形で、違う医師に診察してもらったほうがいいのでしょうか?

一人で、お酒を断つことも相当難しいと感じています。薬もすべて開封し小袋に分けてありますが、電話して「薬飲んだ?」と確認しないと、忘れてた・・の返事。

民間のヘルパーさんや、宅食サービスも申し込み、実家に帰れれば、なるべく行くよう、その場を
しのぐ毎日です。こんな状態の父が本当に一人で大丈夫か、信じがたい状態です。
一度、介護の認定を受け、不服であった場合などは再び申請出来るものなのでしょうか?


教えていただきたいと思ってます。

発言一覧

以下、No.53293の質問に対する回答です。

 53293: アルコールと認知症 [HIRO] ID:qbeZSaej 2013/03/11 18:06
 ├◇53297: Re: アルコールと認知症 [ミスト] ID:JtVRE4wd 2013/03/11 22:06 評価
 └◇53302: 地元の保健所に行くと相談などは可能 [げた] ID:gTMnWItR 2013/03/12 06:57 評価
  └◇53316: Re: 地元の保健所に行くと相談などは可能 [HIRO] ID:GBzCO9j0 2013/03/12 17:44 評価
   └◇53350: Re: 医師(の世代差による)の対応の差はメチャクチャ多い [げた] ID:gTMnWItR 2013/03/13 17:56 評価
    └◇53352: Re: 医師(の世代差による)の対応の差はメチャクチャ多い [HIRO] ID:GBzCO9j0 2013/03/13 19:30 評価

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No.53297:Re: アルコールと認知症[ミスト]ID:JtVRE4wd 2013/03/11 22:06
介護認定がされた後、不服申し立ては出来ますが、それよりもまず、担当医とよく話をされたほうがよいのではないでしょうか。独居になって、なおかつお酒もやめてなど本当に可能であるのか?不安材料をあらためて担当医師に告げ、家族の要望もつたえ、再考を促すことは出来ないでしょうか。

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No.53302:地元の保健所に行くと相談などは可能[げた]ID:gTMnWItR 2013/03/12 06:57
とりあえず、時々は問題が起きるようだけど多少は自立生活の人のようです
ので、次に警察問題や、ご近所苦情問題があったら厳重対処でしょうか。

アル中問題がある人は、地元の保健所に行けば、必ず相談窓口もあるので、
聞きに行くといいです。家族や近所の人からの相談や質問もできます。

介護認定受けてるなら、地元の地域包括支援センターや介護関係の人の
接触があるはずなので、時々、よく相談しつつ進めましょう。

医療関係の相談や対応方法を書いておきます。

区があるということは、政令指定都市だと思いますが、
東京都だったら、体制整備ができています。
(他の政令指定都市も、同様の整備が今後は進むはず)
(東京の例は、詳細説明があるので、よく読んでみましょう)

HPアドレスがリンクできない掲示板なので、自分で検索してください。

(検索の言葉)「 高齢者精神医療相談班 」

こういうタイトルのページを探すと、東京都の相談班のHPが出ます。

認知症や精神に問題がある人(アル中含む)への対応方法が、
詳細に全部書いてあります。

緊急に入院させたほうがいいなら、医療保護入院や措置入院など、
強制的に病院に入れる方法も説明されています。

以前から案内されていたページとして、

(検索語)「 東京都老人性認知症専門病棟別入院待ち状況 」

のようなページも運営されていて、
入院待ちの日数や、病院の相談先が案内されています。

まだまだ、困ったことに全国の医者で多いことなのですが、
「老人だから仕方ない」的に、甘い対応しかしない所も多いんです。

実際、十年くらい前だと、高齢者の認知症には薬も無かったから、
何もしない医者ってのもそこらじゅうによくありました。
(特に、専門以外の、そこらの外科医や内科医だとそういう対応だった)

薬や脳の最新医療をよく勉強してる若手の医者なら、
かなりきちんと対応する所も徐々に増えてはいるようですが。

日本だと、そこらへんの開業医でもCTやMRIは持っていたりして、
脳などの断層撮影でいろいろ見られるほど普及していますが、
本当に認知症の脳をきちんと診断するには、
脳の血流を調べられる、SPECT装置で細かく診断していったり、
脳内の悪性物質の分布を見られる、PET装置の診断も必要です。
大学病院や研究施設では、そうやって最新の研究も進んでいます。

認知症などで脳がおかしくなる、何年前もはるか以前から、
危ない脳が事前にチェックできる時代もいずれ来るでしょうけど。

今のところは、危ない人は、速やかに病院に入れるか、
しっかりと薬などで治療するしかないです。
まあ、おだいじに、です。

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No.53316:Re: 地元の保健所に行くと相談などは可能[HIRO]ID:GBzCO9j0 2013/03/12 17:44
ミスト様、げた様、ありがとうございます。

確かに主治医にもう一度相談することが良いのでしょうね・・・
次回の診察には 薬の管理やアルコールの問題を改めて、伝えてみようと思います。が、前回の診察で、「医療行為が必要でないので、薬は処方し定期的に診察はするが、家族の問題はケアマネージャーとよく相談し決めて」と。

ここまであからさまな言い方ではなかったのですが、私達にはそう聞こえてしまいました。


私なりにいろいろ調べたつもりでしたが、保健所や相談の窓口があること初めて知りました。勉強不足を痛感します。


アルコール依存から抜け出すのは、よっぽどの自覚と決心が必要だと思います。
ご近所に迷惑をかけ、警察のお世話になる前に、なんとかしたいと思ってます。
 
調べみたところ、アルコール性の認知症はまだ、はっきりと医療のなかでは認められてないそうですね・・・アルコールの摂取を制限することでどれほどの回復?が出来るか、疑問に思います。

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No.53350:Re: 医師(の世代差による)の対応の差はメチャクチャ多い[げた]ID:gTMnWItR 2013/03/13 17:56
アル中を病気扱いしない医師って、ここで初めて読みましたが、
しかし考えてみれば、有り得るし思い当ります。

現実には、若い世代の医者なら大学や研修のうちに学んでるはずだし、
保健所などアル中対応の最前線は、組織的に全国で対応改善のはずです。

アルコールによる脳の不具合など自己責任、医者が対応してられないという
意味も以前だとあったんでしょうね。
日本は、酒飲みに甘過ぎる伝統とも関係してるのでしょうけど。

同じことが、十年前の認知症対応の医者の現場では普通だったようです。
当時はまだ、日本の介護保険も始まったばかり。
認知症高齢者への本格対応も始まったばかりだし。
(数十年前の著作、「恍惚の人」みたいな、重度認知症の精神病院送りは、
以前から現在昨年今年まで、ずっと同じですけど)

認知症や高齢者の精神病をきちんとやってる専門医以外だと、
「認知症。老人呆け。高齢なんだから仕方ないでしょう。」と本当に言って、
医者に連れていっても、診察も薬も何もしない医師って多かったです。

認知症専門の新しい知識で本も書いてた医者の人が、
地元の私立系総合病院に来てたりしましたが、
あまり成果もあげることなく、他の病院に間もなく移ったようでした。

依然としてその病院で頼りにされてたのは、認知症のことなど全く不勉強な、
やや高齢世代の、脳外科のメスが得意な名医と評判の医者のほうでした。
手術やれる医者が地元に少ないから、地元最大規模(私立)のその病院も、
非常勤の名医に、古い人であっても頼るしかなかったのでしょう。

この病院、新幹線駅前すぐの立地なので、救急車の搬送担ぎ込みも多く、
緊急手術もできる外科医のほうが必要性が高いのでしょう。

同じ市の認知症専門医の名医は、駅からかなり離れた郊外地に、
認知症専門医の病院と介護施設を隣接地に併設して、
地元各所から処置の大変な脳や精神の症状の人を受け入れてるようです。
(救急の外科から引き継いで、以後の脳や精神の長期的なケアを
引き継ぐ病院や施設に相当するでしょう)

隣の市でも、精神関係のケアの病院は、郊外地に立地しています。
人里離れた場所のほうが、療養などにも適しているのでしょう。

うまく対応できない医者に当たってしまった時は、
かかりつけ医や担当する医者は変えたほうがいいです。

ウチの親父の脳手術をかなり以前にやった外科医は、
結局そのまま付き合いで事後のケアもしてたけど、
長く通いすぎたか、親父に認知症が出た部分には対応できませんでした。

仕方ないから、この医者通いも遠かったから、近所に顔見知りの
医者が開業してたので、そっちに変えて最後の看取りまで付き合いでした。
自分たちと同世代の年代なので話も聞いてくれたし、
漢方を含めた各種の認知症治療薬の勉強もしていてくれたし、
開業医なのに自前でMRIも院内の置いて開業して、
脳の状態もきちんとチェックしてました。

バトンタッチ前の古株の脳外科医は自前でX線CT持ってるけど、
放射線被爆が怖いのか、あまり使わない時もあるようでした。
昭和の頃の開業医は院内に小規模なX線って多かったようだけど、
もう引退間際になると、被曝が怖くて使用をサボるようです。

まったく、、。第一次大戦の戦場を、できたばかりのX線機材持って、
戦傷の兵士たちを診察して回ったキュリー夫人を見習え!と言いたいです。
プロが殉職を遠慮してどうするんだ!!、と言っていいと思いますよ。

もちろん、本当に被曝死で医者は死ねとは言いませんが、
自分達の最期の姿でもある、認知症の勉強もしておけということになります。

日本の医者の場合、免許失効はめったにないし、
高齢になっても、引退は自分勝手にいつまでも引き延ばせるから、
認知症や脳がボケてる医者なんか日本中にいるから、注意すべきです。
あるいは、若手でも不勉強な低レベル大学を出た医者もいるから、
よく出身や腕前をチェックしてから医者にかかるほうがいいのでしょう。

中年以上や高齢者の医療ケア体制などは、
一つ前に書いた東京都のHPのように、
保健所との連携でやれるものが多いから、よく聞いてみるといいです。

高齢な人だと介護窓口での相談のほうが今は多いですが、これにしても、
病院系列で介護施設もやってる所に、地域包括支援センター併設など、
医療も介護も両方提供できる体制の所で十分に相談するほうがいいです。

介護関係だけで相談してると、医療知識に乏しい人しかいないから、
間違った対応や、昔の古い対応のままで引き起こされる問題も
あったりすると思いますよ。

今後、脳の医療や高齢者医療介護に対することは世界中で進歩するから、
きちんと勉強してくれている人たちを探してケアしていくほうがいいです。

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No.53352:Re: 医師(の世代差による)の対応の差はメチャクチャ多い[HIRO]ID:GBzCO9j0 2013/03/13 19:30
げた様、すごくお詳しいですね、脱帽です。

・・・私が勉強不足なのでしょうが・・・


医師の立場ではたしかにアルコールを断ち切る薬があるわけでなく、外科的治療があるわけでもなく・・・となると、あとは家族で・・となってしまうのでしょうかね?

また、安易に入院や施設へということに反感があるのでしょうか?

父の担当医はそれほどお年を召した方ではないのですが。


私などより、苦労されているお話を見させて頂くと、私もまだまだこれから・・・しっかりしなきゃ・・と考えます。


アドヴァイス、とてもうれしいです。


まず簡単?かな?、かつすぐできることとして、教えていただいた相談窓口などを調べ、父に、また私達の安心できる事を調べ対応をしたいと思います。


だんだん意識?が混沌とし、子供のようになってしまう父の姿は心が痛いです・・・・(涙)

医療と介護、共に一緒に歩めるような所を見つけたいと思います。