No.42824 退院した入居者さんが…

No.42824は質問(相談内容)です。

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No.42824:退院した入居者さんが…[La vie en rose]ID:xqZviH3Z 2011/08/09 22:56
 やく一ヶ月肺機能悪化により入院していた入居者さんがMRSAに感染して帰ってこられました。介護者としては、具体的に隔離する訳にもいかないので、感染防止に手洗いの励行を言われています。

 前よりも依存度も強くなり…というよりも認知が進んで、入院するとなおさらとは聞いていましたが、はっきりとお鍋がこげないかみてきてくれだとか、以前よりも発言が変わってきたこと、そして座位がしっかりとれなくなっていること…入院してバルーンが装着されているので、陰洗や尿量の測定をしなくてはいけません。

 仕方がないこととはいえ、本当に機能が日に日に落ちていく、入院を境によりひどくなってきている方を戻していく方法ってないんですか?なんか正直せつないです。

発言一覧

以下、No.42824の質問に対する回答です。

 42824: 退院した入居者さんが… [La vie en rose] ID:xqZviH3Z 2011/08/09 22:56
 └◇42847: Re: 退院した入居者さんが… [(´・ω・`)] ID:XUqQQC6y 2011/08/10 21:23 評価
  └◇42853: そうですね。 [la vie en rose] ID:xqZviH3Z 2011/08/10 22:59 評価

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No.42847:Re: 退院した入居者さんが…[(´・ω・`)]ID:XUqQQC6y 2011/08/10 21:23
世間ではこう言われています。

『 寝たきり老人は不適切な処置によって作られる』

面白い事に医療機関では寝たきり老人を作っているのは介護施設だ!と
言い放ちます。その逆に介護施設では、寝たきり老人を作っているのは
医療機関だと言い放ちます。特養職員は療養型じゃないか!とか、
老人保健施設では、いやいや病院だ!とか、まぁ、どこもかしこも
責任の擦り合いしかしませんが、場所がどこであれ原因は不適切な処置
である事は間違いありません。

現在の状態を更に悪化させないためには、やはり適切な処置が行える
よう、職員の言葉掛けや対応によって変わると思いますが、後は
ご本人の生命力に賭けるしかありません。ご家族や職員との関わりの中で
ご自分がまだあの世に行きたくないと強い意志があれば状態が良くなる事
もありますが、もういいや!と諦めてしまっているなら、悲しいですけど
先は短いかもしれません。

過去、違う相談で話した事がありますが、半年の余命宣告を受けた方で
もう長くはないと言われていましたが2年間頑張られた方もおります。
医者が今日を越せないからと家族を呼び、一人だけ仕事で来られない方が
いたのですが、どうしても最期に会いたかったんでしょう。
1ヶ月間、息子が来るまで頑張られた方もいましたよ。医者は生きている事
が不思議でならないと。

弱って行く姿を見ているのは確かに辛いし、切なくなる気持ちも分かりますが、
回復するかしないかは誰にも予測がつかない事です。
だから、今La vie en roseさんが悔いの残らないようなお世話をして
あげる事です。元気になって下さいねと祈るだけでも違います。
その方にとって最良の最期を迎えられるよう、笑顔を忘れずお世話して
あげて下さい。

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No.42853:そうですね。[la vie en rose]ID:xqZviH3Z 2011/08/10 22:59
 正直、寝たきりになられてしまって意思の疎通もままならなくなり痛みも苦情もでない人を介護する時って介護者としては、言い方はわるいですが介護者本位の介護ができます。私はこの仕事を始めて認知症の方に接するようになってきてから、人間らしさってなんだろうかと思うようになりました。もともと意欲的ではない人はどんどんADLが落ちていっていく、そうでない方は部屋にいても脳トレをしたり動きたい時に動き足腰を鍛えていらっしゃる…その方その方の考えですよね。

 人員的には必ずしも満足ではない勤務体制の中で、本当に認知症の方にふりまわされ、疲労困憊しきってしまうこともありましたが、教えて頂いた本を読みながら、少し考え方が変わりました。
接し方が変われば認知症のケアも変わってくる…老いは間違いなくその方を飲み込んでいくけれど、まだ訴えがあるうちは、その方が安心していられるように、言葉掛けを中心にできる事をやっていくまでです。

 先日認知症の方がお薬をもう飲んだからいらないと何度も拒絶され、私もちょっと時間をおいてから再び声かけてみようとして、他の方を車いすで居室に戻す最中にその方があなたも大変ねと言われました。フロアの中でお互いがお互いの老いを見ているのですよね。そのひとそのひとの抱えているものを受け止めながら、少しでも笑顔がたくさんみれるように、話は外れましたがADLの低下してしまった入居者さんをもとの状態に戻すのは難しいとするならば、その方にとって今の環境が少しでも居心地よいものにしたいと思います。